宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

敵だらけ

2011年05月23日 03時24分56秒 | Weblog

ぱっとした天気はいつまで待ってもやって来ない。それでもみかんの丘は今週末満開を迎えた。丘は2年振りに甘い香りに包まれている。特に日曜日は黄砂も少なく、木々の緑が、そしてみかんの白い花が美しい。
ただ、この時期の丘には、大工仕事を置いてでもやらなければならない事が有る。害虫退治だ。みかんの木は今、花を咲かせるとともに新芽を伸ばしている。それを目当てに集まって来るいろいろな虫を駆除しなければ、花も葉も食いつくされて、みかんの木は細い枝だけになってしまう。

今一番多いのはクワゴマダラヒトリという大型の蛾の幼虫。この虫は親も子も愛嬌がない。この他にもハナムグリが花を食いに、アブラムシが新芽の樹液を吸いに姿を見せている。本格的な駆除の道具を持たない素人の僕は、ホームセンターに置いてあるスプレー式の殺虫剤や粒剤が武器だ。非力なようだが、何年もこうしていると良く分かる。これを怠った年は明らかにみかんの出来が悪い。悪党どもを探して木々の間を巡る間にも、アゲハ蝶が蜜を吸いながら卵を産みつけて回っていた。その卵が孵る頃にはまた防除をしなくてはならない。初夏のみかんの丘は敵だらけだ。

コメント (2)
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