宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

巨大黒点

2012年05月12日 22時13分39秒 | 

おととい、時々このブログにメッセージをくれる星仲間から、太陽に巨大黒点が現れたと連絡があった。金環食まであと9日。日本中が騒いでいるこの最中にお日様はまた新しいトッピクを加えようと言うのか。ほほう、それは見せてもらわなければ。と言うわけで、今日の土曜日、みかんの丘に上がる時一緒に12センチの屈折望遠鏡を持って行った。日食の撮影に使おうと家でバラしていたやつだ。

竹取庵の観測デッキに持ち上げ、専用にしているミザールの赤道儀と一緒に組み立てる。30倍の倍率になるアイピースを差し込んでそーっと覗いてみると…
おっ、本当だ。でっかい黒点が一個見える。ほかにも端のほうに小さい黒点が2対。よしよし、アイピースの横に小さいほうのカメラを取り付けて撮影。カメラ感度200、シャッタースピード3200分の1。写し取った画像の黒点部分をアップしてみた。

口径12センチながらアクロマートのため多少解像力は落ちるが、それでも黒点の周りのフィラメントらしい白い筋も見える。この画像は静止画なので分からないが、白い筋は見る間に動いて行った。フレアーの欠けらだろうか。ああ、大きいほうのカメラを持ってくるべきだった。

全体がガスで出来ている太陽は、赤道部分で自転速度が一番早い。ほぼ25日だという。金環食が起こる21日まであと9日だから、地球から見える面にこの黒点はもう居ないかもしれない。もし残っていたら黒い月が黒点をじわりじわりと隠して行く様が見えるだろうか。楽しみが一つ加わった。当日はどうぞ晴れますように。

コメント (2)
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