文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

印刷産業再生のための青写真があります。確固たる

2007-05-08 23:21:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-9
 前回の、ブログでも書きましたごとく、印刷産業全体のもっとも重要な指標である、GDP対応の伸長率が大幅な赤字。もっと重要なことは、前年対比しかも加速度的に落ち込みつつある総売り上げです。 絶滅曲線と呼ばれる最悪のカーブを描いています。ある面で、当方の予想したとおりであり、納得出来るラインです。
 今は、印刷産業も、パートナーであるべき出版業界をも巻き込んでいるのでしょうか。
 印刷産業としての徹底した業務やあらゆる面からの業務の再構築が欠かせません。はっきりと言いまして、最近の「業務標準化」とは、文書管理に係わる内容を示していることが分かってきました
 20年ほど前までは事務管理上での業務改善を目指し、その道具の一部として「オフコン」と称する事務用の専用コンピュータまでが跋扈していた時期がありました。
 今、かっての事務用のオフコンと同様に、印刷制作→製本→顧客管理までを業務単位で専用機器として対処しよういうまるで「オフコン」ならぬ、「プリコン」みたいな製品が社会に飛び始めています。専用機ですからその目的以外には使えません、顧客が自由に作り替えも出来ません。

 これで果たして良いんでしょうか

 明らかに時代が変わりました。
 方法論ははっきりしています。
 曖昧で情報開示もうまく出来にくい受注産業から速く足を洗って、本来のものつくりの原点である製造業に立ち戻ること。
 同じく、車の両輪であるマーケッテイングの強化を行って行かなくてはなりません。従来からの市場はある面で思い切って捨てるまでの覚悟も必要になるかも知れません。

 方法論はあります。確固たる物が。
それを思い切って検討出来るかにかかっています。
全ては人材です。顧客先の確保でもあります。
そして情報開示です。
最も重要なことは工業簿記の導入であり、原価管理の必要性です。さらに、フルバッチによる徹底した頭脳的な組版技術の構築です

 印刷産業の強みを掴み直すことにあります
グーテンベルグの活版印刷技術の原点からの再構築です。
特に重要な活版組版の大原則「文選植字の完全分離」からの徹底した視点再構築が必要です。
 いまの混乱は、曖昧模糊とした組版現場にした大きな原因があると考えています
植字工ばかりで、文選工の分野を切り落としているとしか言い切れないことに大きな問題があると考えています。

 理由はあたらめて

 まず製造面では、ものつくりの原点を押さえること
1 自社技術の再構築が必須です
 自社の得意とする部門は何かを、数値的につかみ直すこと
 最善策が、新規分野進出であるか、得意分野での自動化策もその一つです

2 IT技術面での再構築です。
 徹底した自動化が可能か。どこまで自動化により効率アップが計れるか
 全ての工程で、特に組版環境のフルバッチ化がその一つです

3 会計処理を含めて、業務環境の内製化が必須です
 その経験を通じて、クライアントとの接点整理が浮かび上がります
 特に、面倒をかける。めんどくさい。
  アルバイトに手作業で行わせるような仕事のあり方も必要ですが、出来るので あれば、受注ではなく社会貢献と結びついた、社会サービスへのサポートを介し て、ビジネスの新しい芽を育てていく

4 新たに、企業間での切磋琢磨による競争原理の導入を図ること
  何でも結構だと思います。
 一例としては、国が要望する新分野があります。しっかりとあります。
  印刷産業は、コンテンツ生成企業体であることです。
 それをサーバー上で管理しながら、市民のための情報管理、組や企業の業務のア ウトソーシングなどなど。
  コンテンツの分野は、1説としては、これから20年間で1億倍にも膨れあがり そうです。話半分としても数千倍にナル可能性は高いと思います
 真面目な話し、これは巨大な可能性ある、とても大きい世界です。

 でも、誰もこの新市場に気がついていません。

 この話しを今後継続します

 当方は、会社発足24年目ですが、これからは本格展開を始める段階と定義しています。印刷産業によるコンテンツ生成のための環境作りに必要な要素技術を蓄積してきました。これからどんどん公開して行きます
  要素技術を、契約先の皆様にソースでお引き渡しをします。

コーデイング環境
XML生成技術
写研→CIDテーブル、JIS X0213:2004変換テーブル
各種マクロ
各種コンバート技術
各種開発ツール
数式変換環境 などなど

 いずれも、内容をご理解頂き、それぞれの契約先が、それをベースとしてどんどんコンテンツ開発、生成環境に競争してご参加下さい
 いま日本には、統合化出来る技術体系が枯渇しています。
 すべて欧米諸外国のソフトウェアで良いという感覚では、独自の付加価値は生まれてきません。
 そう言った点で、今何故、GDPを大幅に下回る状況でしかビジネスが出来なくなってしまったのかが見えてきます。
 何よりも製造業としても自立。喜んで困難に立ち向かってくれる社員の存在が欠かせません。そしてマーケット能力です。経営能力がとても大事です

 要は、受注ではなく、能動的に仕事を創り出す。
その新市場を、各社が競争しながら獲得していく市場開発。
フロンティア・スピリッツの世界でしょう

 この関連情報発信を引き続きます













 

もう一度考えなければならないこと。朝日新聞の片隅から

2007-05-08 18:39:26 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-8
 朝日新聞社の「Be-evening」をパラパラ読んでいて、うっつとした記事を発見してしまいました。
 記事そのものは凹版による証券を作成する職人さんの話で、とても大変な貴重な話で、勉強になりました。
 でも目が行ったのは、それとややずれた話ですが、最近15年程の日本のGDPの伸び率と「印刷産業製造品の伸び率」の折れ線グラフです。「日本印刷産業連合会」からの調査資料によるとありますので間違いはないと思います。
 まさに、GDPの登り坂とかい離したかなり急激な下降線をたどる内容です。
 先日も、印刷関係の小さな勉強会で、業界に精通したコンサルタントの先生から同様な話を聞かされてはいましたが、とてもショックです。
 生態学的な角度から、生き物がいろいろな環境変化で減少を始めた時に、最も注意すべき曲線を、私どもは「絶滅曲線」と呼んでいます。
 まさに、そのカーブにとても類似しているのです。しかも本来同様なカーブを描くべき原材料の用紙も、インキ等の主要な原材料は、GDPの伸びより下回るが、ほぼ横ばいのままと聞いたばかりですので、どうしたのかと心配になってきています。 印刷産業が98.7%が、従業員100人以下と聞いていますので、業界としての構造改革を早く進める必要性が高いと、改めて考えざるを得ません

公共施設の無骨なフエンスを、真っ赤なバラが覆って

2007-05-08 18:24:26 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2007-5-8
 文京区本駒込を貫く、幹線道路の際に、電力会社の施設があります。真四角でコンクリートの四角い建物で、見るからに違和感を感じた箇所はあります。
 ところが今回歩いて通り過ぎようとして、ハットしました。
真っ赤な大きなバラの垣根となっているではありませんか。
 ご近所の方々が数年をかけて、フエンスの廻りに植え込んで、手入れをなさっていられるとのことでした。
 動坂下のバラの花壇といい、とてもこの町の奥ゆかしさというか、歴史の積み重ねと言うか、人情というか。 近くには谷中の商店街や白山上。とても江戸の時代から変わらない柔らかな、生活の場所となっているなと、最近とみに感じる事が多くなりました
 でも、生き物の生活振りから見ると、マンション等の激増をはじめとして
注意をしなければならない事態です。
 今年はまだ一度もモンシロチョウ、スジグロシロチョウを見ていません。
この4月はじめ、白い活発なシロチョウを結構町中で目撃しましたが、すべて”ツマキチョウ”でした。前年の秋には、普通にいたキタテハ、アカタテハを一度も
変わりに大量の、まさに至る所でツマグロヒョウモンを観察してしまいました。
 1ヶ所で5羽単位での目撃でした。

本駒込動坂下交差点角のバラで飾られた花壇

2007-05-08 18:06:40 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2007-5-8
 文京区本駒込4丁目では、大きな道路の街路樹等の並びに、市民がそれぞれの持ち場を管理する花壇がとてもたくさんできています。仕事で地下鉄やJRの駅に歩いて行く時にとても楽しみを与えてくれるとと同時に、とても素晴らしい街の景観を
司ってくれます。
 その中でも、この花壇はとてもすばらしく、ご紹介する次第です。
複数の見事なバラが花開いています。管理されているのはこの角の前で、産地から直接持ち込まれた野菜や果実を主体に扱って、おいしい野菜と果物を分けてもらえる素敵な夫婦です。実家が農家ということです。
 いろいろとはなしを聞かせてもらいましたが、ちょうど咲き誇っている薔薇の花を折って持ち帰ってくれともいわれました。それはできませんが、いろいろな方々が薔薇の花々を立ち止まって眺めている姿は、とても素敵です。
 私もこの地に住んで40年になります。ますます、この動坂下が好きになってきています。