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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「男はつらいよ」コンビが監督・脚本 「喜劇 女は男のふるさとヨ」

2017-04-16 11:18:07 | 日記
神保町シアターの企画「女優は踊るー素敵な「ダンス」のある映画」より、「喜劇 女は男のふるさとヨ」です。監督・脚本が森崎東 山田洋次も、脚本に名を連ねています。音楽が山本直純 これまた、「寅さん」メンバー。映画中に流れる音楽も「寅さん」テイストです。
物語は、昭和46年の新宿が舞台。「新宿芸能社」というストリッパー斡旋所。森繫久彌と中村メイコが社長夫妻。そこに、倍賞美津子演じる笠子というストリッパーが、大阪から戻ってきます。複雑な育ちだったらしい笠子。社長夫妻を「お父さん」「お母さん」と慕っています。そんな笠子を、大阪時代のヒモだったヤクザが追いかけてきてひと悶着。笠子「これ以上、迷惑をかけられない」と、旅に出ます。ね、「寅さん」テイストでしょう。入れ替わりに「芸能社」に来たのが星子という女。緑魔子が演じています。笠子の紹介で来たという星子。ちょっと天然で、この世界で生きていくのは大変そうな女の子ですが、社長夫妻、一生懸命に面倒を見ます。一方、旅に出た笠子は、客として劇場に出入りしていた照夫(河原崎長一郎)という男と知り合いになり、一緒に旅を続けます。やがて、彼女を「先生」と呼び、なけなしの金をはたいて尽くす照夫の愛に気づいた笠子、彼との結婚を決意します。が、実は、これには、裏があって、結果として、笠子は、また、男にだまされたことになります。その頃、星子は、近所に住むケチ権(伴淳三郎)という、50歳近くも年の離れた男の求愛を受けて結婚。ラストシーンは、ジジババの団体を車に乗っけて、次のストリップ劇場のある温泉場へ向かう笠子のシーン。これまた、「男はつらいよ」で、寅さんに、よく見られたシーンでした。
私、ケチ権の「結婚」相談に乗る森繫。あの「屋根の上のバイオリン弾き」で、テヴィエの長女ツアイテルと結婚したいという肉屋のラザール・ウオルフの相談に乗るシーンを思い出しました。