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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

レベル高かった明治座「桂文枝•春風亭小朝の落語座」

2017-04-28 12:08:19 | 日記
明治座で行われた「桂文枝•春風亭小朝の落語座」です。両師匠の競演だけに、さすがにレベル高い。3時間半に及ぼうかというロングランでしたが、時間気になりませんでした。
会の感想に入る前に、一言、明治座に文句を。開演前、トイレ済まそうと個室にはいったら、なんと1階席のトイレはウォシュレット付きで、2階席はついてない。そうかい、料金の高い、安いで、客に差をつけるんかい!(怒) よし、これからは、2階で観ても、1階席のトイレ使ってやるわい!
さ、怒りが収まったところで、本題へ。まず、小朝師。「七段目」「抜け雀」の2席。特に「抜け雀」が素晴らしかった。いうまでもなく、この噺、古今亭家のお家芸。それをオチを変えたり、見事に咀嚼して、小朝の「抜け雀」に仕立て直しているところに、敬意を表します。
一方、文枝師は、「宿題」と「ロンググッドバイ」の2席。認知症を扱った「ロンググッドバイ」が、しっとり聴かせるいい噺でした。こういう深刻な問題を扱って、客席を湧かせるのは、並大抵の芸人には、無理な芸当。さすがです。
両師匠のレベルの高さを、今さらながら、思い知った次第です。