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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

恩田陸「蜜蜂と遠雷」

2023-08-08 10:16:34 | 日記
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です。
「直木賞」と「本屋大賞」をW受賞した作品。
映画化もされ、拝見したのですが
改めて原作を読んでみることにしました。

「蜜蜂と遠雷」
タイトルの意味は、伝説の音楽家がコンクールに送り込んだ天才•風間塵が
養蜂家の息子であり、作中で亡くなってしまうホフマンという
ピアニストを「遠雷」と表しているようです。

「芳ヶ江国際ピアノコンクール」を舞台に繰り広げられる物語。
母親の死をきっかけに表舞台から姿を消した亜矢 20歳
楽器店に勤務して、最後のチャンスに懸ける高島 28歳
この世界に疎いジュリアード音楽院に通うマサル 19歳
そして16歳の塵。

この4人が第一次予選から本選に進むまでの日々を
物語は進んでいきます。
彼らが選んだ楽曲は、
バッハ ブラームス ショパンなどの名曲ばかり。
どんな曲なのか分かっていれば、もっと小説楽しめたでしょうに。
にしても、この世界、ホントに天才の集まりなんですね。