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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

中上竜志「散り花」

2023-08-13 10:58:35 | 日記
中上竜志さんの「散り花」です。
「日経小説大賞」を受賞した作品。
プロレスを題材にした作品ということで
読んでみました。

日本最大手の団体「プロレスリング•ジャパン」
立花は、中堅レスラー。
新人時代は、将来を嘱望されていたが
凱旋試合で、シュートを仕掛けてきた同期レスラーを潰して
再起不能にしてしまった。
以後は、贖罪の日々を送る。

そんな時、ある企業が、新団体を興そうとする。
噂では、ジャパンから何人かの選手が引き抜かれる。
立花の名は、その筆頭にある。
燻ったレスラー生活を送ってきた立花に
久々に陽の目が当たる。
というお話。

興味ある世界の話だけに、面白く読めました。
ただ、やたら「ブックがない」試合が目立つ。
果たして、これは、どうなのか?
半可通のファンとしては、ちょい疑問も残ります。

ただ、試合描写などは、なかなか迫力があり
それなりに読ませてくれた。
300ページを超える本ですが、一気読みできました。