２０１３ オークス（優駿牝馬） 回顧録

東京１１Ｒで行われた第７４回オークス（優駿牝馬、３歳牝馬オープン、ＧＩ、芝２４００メートル、１８頭立て、１着賞金＝９７００万円）は、武幸四郎騎手騎乗の９番人気メイショウマンボ（栗東・飯田明弘厩舎）が直線で抜け出して優勝。タイムは２分２５秒２（良）。

伏兵9番人気△メイショウマンボが樫の女王の栄冠を勝ち取りました。武幸騎手は7年ぶりのG1制覇でした。内でじっと我慢、直線突き抜ける強い競馬でしたね。まぁ、自分がこの馬を買った理由ってのは、予想でも書いた「あるデータ的には買えないけど、買わなきゃならん1頭」ってことでした。それは、「オカルト的ではあるが、ここ8年連続で、前年の１～3着馬の人気と同じ馬のどれかがタスキリレー中。来年は、２，３，９、人気に注目か？！」ってところでした。で、この馬、「9番人気」だったから買った！ってのが買った理由です。前日のオッズから、まぁ、上にも、下にも行かない確定的な9番人気のオッズだったので、買いやすかったですが、これで、実に「9年連続」で、前年度の馬券対象馬が馬券対象になり、この法則が継続した訳ですから、来年も要注意ですよ！

2着、エバーブロッサム、3着×デニムアンドルビーの激走。「フローラS」組の２，３着。この結果を「フローラS組＞桜花賞組」と決めつけるのは、早計というか、詭弁になるかも知れませんが、予想でも書いたとおり、今年の3歳牝馬はレベルが低いと思います。なので、別路線で良かったのかもしれませんが、フローラS組もやや重発表の馬場とは言え、決して威張れるタイムでの勝利ではありませんでした・・。結果、どちらも、そんなにレベルが高くないなら、「桜花賞組」ってのが、これから先も「正論」だと思います。今回は、そのトライアルも「やや重」とちょっと、いじわるな形で行われたため、レースレベルを見極められなかったと言ってしまうとそれまでなんですが・・。デニムは買い目に入れれたのですが、エバーは、そのメイショウとの兼ね合いで切っちゃったんですよね・・。まぁ、どちらにしても、1頭は買えてなかったのでしょうがないのですが・・。まぁ、今回も、勉強になりました。

○アユサンも桜花賞馬の力は十分見せてくれたと思います。4着も納得です。

◎クロフネサプライズですが・・。ちょっと、飛ばし過ぎちゃいましたか・・。△トーセンソレイユと一番やっちゃいけない先行の仕方をしちゃいましたね・・。じつは、この展開になるのを一番恐れていたのですが、ウイリアムズ騎手の術中にハマりましたわ・・。もう少し内なら、テンポよく逃げれたのでしょうが、外枠で掛って行ってしまったのが敗因でしょうね・・。ただ、この先行は、この世代屈指なので、上手く夏を越せば、秋華賞では、もう一回サプライズを期待したいと思います。

で、17着惨敗のレッドオーヴァルですが・・。この馬、3番手評価でしたが、実際は、最初は、6番手」くらいの評価だったんですよね・・。そのまま、買っとけばよかったのですが、何せ「2番人気」　あのオカルト馬券対象馬だったので、買ったのですが、いらなかったなぁ・・。そんなに評価していなかった理由に「１６００ｍ以上の勝ち鞍のない馬はいらない？」と思っていたのですが、この馬、「桜花賞2着」っていう微妙な成績だったので、評価した訳ですが、この項目は、来年からは、バッサリで良さそうです。

あと、一つ、追記したいのが、メイショウマンボの勝利で気づいたことですが、、レベルの低い年だからこそかもしれませんが、５００万クラスと言えども、牡馬相手にマイル以上のレースで買った馬って今回はこの馬だけだったんです。そこは、来年に以降もちゃんと、レースを見るうえで、チェックしておくべきところだと思います。迷ったら、対牡馬成績。これは、どのクラス、どのレースでも当てはまりますが、今一度、思起こしておべきことですね。

と言うことで、今回は、残念な結果となってしまいましたが、来年のために、傾向と対策を書いておきます。

・桜花賞出走で４着以内の馬。特に、チューリップ賞、桜花賞共に掲示板の馬は買い。（阪神ＪＦもなら尚よし）

・桜花賞出走で、マイル重賞以上で連対経験のある馬の巻きかえしあり。（Fレビュー勝ちで１６００ｍ以上の勝ち鞍のある馬は大穴！）

・好走コース　阪神１６００ｍ、１８００ｍ　２０００ｍ　京都１４００外　１６００外　１８００ｍ　東京１６００ｍ、２０００ｍで、連対か、勝ちクラのある馬。これらのコースを経験していない馬は、大幅に割り引き。

・内枠で先行出来る馬は有利。６枠より外なら、クィーンC勝ちか、１８００ｍ以上で連対しているか、Ｇ１連対。

・前2走とも掲示板か、どちらかは、3着以内の馬しか来ない。前走桜花賞以外で、4着以下の馬はいらない。

・桜花賞、１，２着馬がいなければ、桜花賞不出走の１勝馬にもチャンス。出走なら、１勝馬は、2着まで。

・ただ、１勝馬でも、２０００ｍ以上で、不良馬場を覗き、３戦以上で、複勝率１００％の馬か、１８００ｍ以下を使っていない馬で掲示板を外してない馬はあり。

・前走、条件馬は消し。

・忘れな草賞、スイートピー組はレースレベルによりけり（勝ち馬は買い）。フローラＳなら良馬場で２：０２．５以上ならいらない。（やや重なら、上がり３３秒台を使える馬ならあり）

・当日の馬場状態に近い状態のレースを注目。

・スローの瞬発力勝負になりやすいので、マイル以上で、前目（４角５番手以内）の馬なら３４秒、差し馬なら長く、いい足（３３秒台）を使える馬。レース上がり上位3位以内の多い馬が有利。

・オカルト的ではあるが、ここ９年連続で、前年の１～3着馬の人気と同じ馬のどれかがタスキリレー中。来年は、１、５、９人気に注目か？！

これで、来年はバッチリか・・？