２０１９ Ｇ１ 優駿牝馬（オークス） 予想！

３歳牝馬クラシック、第2戦、3歳最強牝馬決定戦、「オークス」です。 今年も、まさにクラシックに相応しい好メンバーが揃った一戦になりました。しかも、昨年同様、阪神JF、チューリップ賞、桜花賞という王道ローテで上位だった馬がそのまま、このオークスに駒を進めてきたこともあり、今年もハイレベルでの決着になりそうです。

桜花賞馬グランアレグリアは、先日のＮＨＫマイルに出走したこともあり、今回、出走しませんが、王道路戦以外からも、大物感たっぷりの馬も出走してくるので、これまた、難解な一戦になりそうです。

クラシックは、「虎の巻」のデータが結構、ハマるので、まずは、それで絞ってみました。

結果、残ったは、「クロノジェネシス、コントラチェック、シャドウディーヴァ、ダノンファンタジー、シゲルピンクダイヤ、ウィクトーリア、ラヴズオンリーユー」の７頭です。

まぁ、正直、妥当な７頭です。ここから、印を打っていくわけですが、個人的には、やはり、「桜花賞掲示板組」を評価したいですね。やはり、この世代のトップクラスで揉まれてきた訳ですから、能力は上だと思います。

ここに残らなかった馬でも、ビーチサンバは高評価でしたが、枠が８枠っての消えたくらいで、桜花賞の掲示板に載った馬は、順位的にはどれが来てもおかしくないですから、正直、怖いと思っています。

で、残りの「トライアル組」の判断ですが、自分は、「フローラＳ＞フラワーＣ＞忘れな草」だと思っています。

まずは、フローラＳ組。実は、この２頭、どちらも、高評価しています。桜花賞組を評価していると書いておきながら、舌の根の乾かぬ内に何を言ってるの？といわれそうですが、この２頭は、おそらく、デビュー当初から、オークスを狙っていたと思われます。牝馬ながら、１８００ｍ以上のレースを使われてきたローテーションには、好感が持てます。

ウィクトーリアは、２歳７月デビューと早くから使われているのに、マイル以下では、使われていません。前走は、巧く立ち回った感もありますが、父のヴィクトワールピサ産駒は、距離延長で力を発揮するタイプだし、このローテーションはいいと思います。３勝馬で、多頭数での競馬もこなしている点でも、評価します。

２着のシャドウディーヴァ。自分は、こちらの方を上に評価しています。前述ですが、この馬も１８００ｍ以下のレースには出走していなく、早くからオークスを目標にローテーションを組んでいたと思われます。ただ、少し、勝ち味に遅く、まだ、１勝馬ですが、東京２０００ｍで３着以下なしという巧者ぶり。そして、血統的にも、ハーツ×ダンシリ（デインヒル系）というここ数年、オークスで好走する血統であること。前走２着に負けはしましたが、鼻差。しかも、内がなかなか開かず、スムーズなレースができなかったことで、まだまだ上り目が見込めること。常に３３秒台の末脚が使えること。枠も、いいところに入れましたし、別路線組からは、この馬を一番評価します。

続いて、フラワーＣ勝ちのコントラチェック、馬の能力だけで言えば、相当な器だと思います。競馬ぶりは素晴らしいです。ただ、小回りの中山コースや、札幌で逃げて圧勝しているので、小回りコースがあっている可能性もあります。「虎の巻」に書いている直結コースで、好走していない点も気になります。

ただ、お姉さんのバウンスシャッセも同じく、中山、函館と小回りコース、フラワーＣを勝って、３着には来てるんですけどね・・。

あと、逃げ馬は、オークスでは、苦戦を強いられる脚質であるのも気になります。抽選で、同型のジョディーが出走してきたことも、この馬にとっては、嫌でしょうね・・。

桜花賞は、グランアレグリアが４角から突き放しましたが、オークスでは、その戦法はかなり、難しいですからね。先週、素晴らしい騎乗見せた、レーン騎手の手綱さばきにも注目です。

基本、牝馬の２４００ｍですから、スローペース必至。前に行ける馬が有利ですから、先週みたいな鬼時計で前が潰れなければ、３着に入る可能性は高いかもしれませんけどね・・。

そして、忘れな草賞勝ち馬、ラヴズオンリーユー。正直、この馬は、「○か×」のどちらかだと思います。全兄にリアルスティールと、抜群の血統背景。３勝負けなし。

まさに、非の打ち所がないといった感じですが、その３戦は、少頭数のレースで、相手も決して強くない馬ばかりとレースでの勝利ですからね・・。

レースをすべて見ましたが、あまり強さを感じませんでした。こういうタイプは、１着か、掲示板以下なので、あまり、人気するようなら、印は必然的に下の方になると思います。

そして、「桜花賞組」やはり、この組は重視しないといけません。とくに、３着馬クロノジェネシスは、この世代の重賞で常に馬券に絡んでいます。東京実績もあり、１８００ｍもこなして、この組で一番穴がありません。高評価です。

桜花賞１番人気ダノンファンタジー。この馬は、やはり、気性との闘いがあります。折り合いに注文が付くタイプだけに、外枠なら迷わず、消していましたが、４枠なら、壁も作れるとは思います。とは言え、やはり、この馬は、桜花賞の回顧録に書いたようにマイルまでの馬だと思うんですよね・・。３歳の春までなら、能力が高ければ、２４００ｍもこなすとは思いますが、桜花賞組の中なら２番手かな。

２着馬シゲルピンクダイヤ。走っても走っても、人気にならないタイプです。桜花賞の回顧録では、母系から距離延長は問題ないと書いていましたが、やはり、父ダイワメジャー産駒っていうところが引っかかります。なんせ、重賞で２０００ｍ以上がでの勝利はありません。２，３着なら数頭いますが、牝馬ではいません。あの末脚は魅力ですが、かなり、ハマった感もあったのも事実。これが、マイルならば、ここでも、通用しそうですが、人気次第では、この馬も、評価を下げたいと思います。

ということで、これらを踏まえて、印を打ちます。

 

◎クロノジェネシス

○シャドウディーヴァ

▲ダノンファンタジー

△ラヴズオンリーユー

×ウィクトーリア

×コントラチェック

×シゲルピンクダイヤ

です。

今回、残った馬は、１～７番人気ってこともあり、旨みががないので、◎○▲△の３連複ボックスと×の馬は、その馬軸で万馬券の３連複のみ押さえます。