京都競馬場で行われた第169回天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)は、道中は好位につけ、最後の直線で先頭に立って後続を突き放した菱田裕二騎手騎乗の1番人気テーオーロイヤル(牡6、栗東・岡田稲男厩舎)が、後方から猛然と追い上げた5番人気ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分14秒2(良)。
☆テーオーロイヤルがリオンディーズ産駒初のG1制覇で、古馬長距離王の座を手にしました。ここ3戦連続で3000m以上のレースを使っていたので、もうお釣りが残っていないと思っていましたが、圧巻の勝利でした。予想でも書きましたが、あまり、調教も良く見えなかったし、枠も買えるギリギリの7枠14番ということもあり、6番手評価でした。ただ、鞍上の菱田騎手との相性は抜群でしたね。正直、G1初制覇のかかった菱田騎手を評価していなかったのですが、京都3200mという難コースを馬の力を信じて見事に乗りこなしましたね。予想でも書きましたが、長距離戦は、騎手で買え!という格言を信じているので、まだまだ、彼には難しいと思っていましたが、同馬で7勝も挙げているいわば人馬一体のような存在でしたから、もっと信頼しておくべきでした。これは、今後も、覚えておくべきことですね。
リオンディーズ産駒というものがまだ、どんなタイプかわかりませんが、ミスプロ系の馬が新装の京都コースの天皇賞で馬券になったということは、今後、予想するうえでかなりのキーポイントになりそうです。ディープ産駒の終焉を迎え、今後、このレースにおける血統にも変化が見られることになりそうです。
リオンディーズは、「シーザリオ」の産駒です。奇しくも、今回、2着に好走した、×ブローザホーンも「父エピファネイア」で同じく「シーザリオ」の産駒です。今後、天皇賞・春ではこの「シーザリオ産駒」に要注目かもしれませんね。
その2着馬、×ブローザホーン。最後、いい脚で突っ込んできましたね~。内枠を活かしてもう少し、前目で競馬ができていれば、勝てていたかもしれませんね・・。この馬も、テーオーロイヤルも前走、「阪神大賞典」やはり、このレースでは、ここステップが王道ローテだと知らしめる結果です。その前走で、勝ち馬よりも重い斤量を背負っていたし、当然、評価するべきでした。
この1,2着馬を、5番手、6番手に評価している自分がお恥ずかしい限りです。改めて血統表をみるとこの2頭はかなり似ている血統構成。来年以降も同じような血統の馬は要チェックです。
3着に◎ディープボンド。古豪が今年も馬券に絡んでくれました。このレース4年連続で馬券になったのは素晴らしいです。流石に、来年は厳しいかなぁ・・。とは言え、今年の4歳馬はレベルが低いし、1,2着馬も5,6歳馬。もういっちょあってもいいかなぁ・・。ただ、今年の3歳馬は強そうなので、出番はないか・・。
この馬がまだまだ馬券になったことで、長距離路線は層が薄いことが露呈されました。シンプルに長距離路線で馬券になっている馬を評価することでいいのかもしれません。京都コースになって、スピードが~とか、要らないのかも。
驚いたのは4着馬、スマートファントム。14番人気ながら、あわや3着かという脚でした。この馬は、上り最速の多い馬で、後ろからでも、最終コーナーで最内を付いて、上り最速の脚を使ってましたからね。4歳馬で唯一、気を吐いた1頭でした。奇しくもこの馬は前走まで、藤岡康太騎手が騎乗していた馬。ジャスティンミラノのようにあと一押しがあれば、大波乱の片棒を担げてましたね。
〇マテンロウレオは、思った通りのレースをしてくれましたが、最後は、脚があがりましたね・・。でも、それでいいです。期待通りのレースをしてくれての敗戦。予想とは違って逃げなかったら残念だったし、この結果には納得です。
▲ドゥレッツアは、レース後、軽い熱中症だったみたいです。ただ、やはり、ルメール騎手が乗れなかったこともマイナスだったし、4歳馬自体のレベルが低いことが露呈した形かもしれません。まぁ、この馬自体、本来、中距離馬だと思うので、適距離に戻って、再度、どんなレースをするのかでその実力が測れるのではないでしょうか。あと、やはり、関西圏で戸崎騎手はそれほど信頼できませんね。
△シルヴァーソニックも4角まではいい感じでしたが、レース後、歩様がおかしかったとか。8歳馬ですし、やはり、過度な期待はすべきではなかったのかなぁ・・。
ということで、結果は、3連複が引っ掛かって、チョイプラス。馬券を買った時には万馬券だったはずなのですが、77倍程度まで配当が下がってしまいました・・。みなさん、馬券を買うのがお上手ですね・・。
~総評~ 天皇賞・春のトライアルである、阪神大賞典の馬券対象馬が1,2着。3着馬も阪神大賞典組ということで、新京都コースに変われど、長距離戦での実力馬が実力通りのレースをして馬券になった。単純にこのレース巧者を買うリピーターレース。相変わらず、最初のコーナーまでに内、先行できる馬にむくレース。内枠、先行馬に有利。世代のレベルは重要で、今年の4歳馬はレベルが低いこともあり、5,6,7歳馬という高齢馬が活躍することになった。
同時期に、大阪杯や、香港のG1が開催されるので、中距離の実力馬はそちらに向かう傾向が強く、以前のように長距離戦でも中距離のスピードが必要なレースではなくなり、正味、スタミナが問われるレースになってきているのかもしれない。当然、内枠、前有利なレース傾向は続くと思われる。
~予想結果~◎は期待通りの走りをみせてくれた。やはりこのレースはリピーター重視。長距離実績を素直に信じるレースだと再確認。〇は期待したレースをしてくれてたが、コース実績もなく、近走、馬券に絡んでなかったことに目をつぶったのは失敗だった。▲は、レベルの低い4歳馬の大将格だったが、熱中症ということもあったが不甲斐ない結果。鞍上交代の影響もあったかもしれないが本来中距離馬。次走が、正念場。△は8歳馬ながら、コース実績に期待も、アクシデントもあり惨敗。×は、内枠、長距離実績通りの走りで2着。来年も期待。☆が近走、長距離実績通りの走りで勝ち馬に。14番までなら買いの判断も、▲と悩んだ末にこちらを6番手に評価した自分の予想実力不足。
今年の見解も踏まえ「虎の巻」に、ここに少し加筆して来年に備えます。
・枠は、内枠有利。先行が有利で、4角5番手までにいる馬に有利。14番より外は(フルゲートの場合)、鬼門(これ、ホント重要!人気馬が入っても、それだけで、6番手くらいの評価にすること。)ただ、新コースになり、4角のコーナーが緩やかになったみたいなので、2ケタ番手より前なら届く可能性もあるかも。
・年齢では、8歳馬以上なら、このレース馬券対象になった馬で、京都外回りコースで、掲示板を外してない馬のみ。7歳馬は、前年、2400以上のG2以上で連対経験のある馬のみ。6歳馬については、G2レースで連対は必須条件。さらに、前走G2レース以上のレースから参戦必須。該当していない馬はバッサリです。
・次に、5歳馬は、2200m以上のG2以上で、連対か勝ちクラあるか、菊花賞3着以内馬(特に京都外回りコースのGレース連対馬は、重視)これが必須。
・そして、4歳馬。まず、ダービー連対馬、菊花賞の3着までの馬。それ以外の4歳馬は、2400m以上のオープンクラスのレースで、3着以内があり、京都外回りコースで勝ちクラがあること。
・クラシックで勝てなかった馬(2着馬)が巻き返すことも多い。
・連対馬は、すべて、重賞連対経験があり。
・サッカーボーイ、リアルシャダイ、マンハッタンカフェ、トニービン、ステイゴールド、オルフェーヴル、ハーツクライの血が入った穴馬は買い。特に「ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ステーゴールド、オルフェーヴル、キズナ産駒がアツイ」
・プリンスリーギフト、トニービン、ボールドルーラーといった「ナスルーラ」の血が入った馬が馬券になる。
・シーザリオ産駒にも注目。(エピファネイア産駒、リオンディーズ産駒)も今後走ってくる可能性あり。
・G1勝ちのない牝馬は消し。
・外国馬は、日本、香港で勝ったことのある時計のある馬のみ。
・G1未勝利馬が1番人気の時は、荒れる(恐らく、連対はしない)
・新コースになり、以前より、スピードは必要なくなったか。近走の長距離実績(2400m~3600m)、特に阪神大賞典、京都大賞典を好走した馬を重視。(中距離馬が適鞍のG1(大阪杯、香港G1)に向かうことが多くなったことが影響か?)
・連対馬は、前走3着以内か、過去、G1で3着以内の経験のある馬で、2200m以上のG2、G1で連対のある馬のみ。
これで、来年はバッチリか・・!?
モレイラ騎手の馬が勝ったみたいですね。
地方も中央も関係なくやってくる流石、1流ジョッキーは違いますね~
3連単フォーメーション
5
1
3.6.7.9
5
3.6.7
1
当たりますように。
3連複の6頭ボックスの万馬券だけ抑えていたのですが、この馬券を買った時には、万馬券だったのですが、的中した配当をみたら、77・5倍・・。
みなさん、上手に馬券買われていますね・・。
ただ、テーオーロイヤルの評価をもう1,2つ上の印を打てていたら、的中金額をプラスで来ていたわけで、まだまだ、予想の精度を上げていかねば・・と猛省しまくりです。
今週から怒涛の東京G15連戦。春のG1も折り返しとなるNHKマイルです。
今週もよろしくお願いします。
ディープボンドには、参りました。
また、おねがいします!