
「ひみ番屋街」を出て、1時間、お待ちかねの和倉温泉の「加賀屋」さんに到着です。
到着時、従業員を始め、仲居さんがかなり出てこられていて、「いでゆ太鼓」という太鼓を叩いてのお出迎え。かなり賑やかです。
じつは、今回の旅行は、「阪急交通社」のツアーだったのですが、この日、ここ、「加賀屋」さんを「全館貸し切り」してたそうなんです。
それで、いろいろ趣向を凝らした「おもてなし」をしていただけるとのことでした。 最初のお出迎えの「いでゆ太鼓」もその一つだったそうです。
で、こちらの玄関を入って、団体ごとにお部屋に案内していただきます。
ちなみに、ここ加賀屋は、部屋のランクが上から「浜離宮→雪月花→能登渚亭→能登客殿→能登本陣」となっていて、同じ名前のプランでも部屋のランクによって部屋の広さや料理内容が違うそうです。
今回、自分たちは、奮発して上から2番目の「雪月花」のお部屋を予約しました。 ちなみに、最上級の「浜離宮」は、1泊ひとり、「7~8万円」で、特別プランだと「30万超え」だとか・・・
。さすがに、そこまでは、出せませんでした・・・
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で、客室係のかたにお部屋に案内していただきます。その途中には、いろいろな施設があります。まずは、こちら。「錦小路」と呼ばれる、おみやげ処が軒を連ねています。
「花のれん」、「花にしき」、「花たくみ」、「百花」etc・・・と、銘菓、佃煮、と石川県の名産品から、伝統工芸品、加賀屋オリジナルのお土産、と様々なお土産が売られています。
「錦大路」を通り抜けたその先の吹き抜け中央には、フロアの賑わいを2階から眺めながられる「しぐれ」というバーもあります。
これは雪月花1階の錦大路から吹き抜けに架かるシースルーエレベーター。こちらは、突き抜けて屋上近くから外の景色が見えちゃいます。 実は、動画も撮ったんですが、アップする方法がイマイチ分らなくて・・・
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こちらは、ラウンジルーム。夜には、歌謡ショーが行われるそうです。
そして、本日の宿泊棟の「雪月花」に到着です。
こちらのエレベーターに乗って、客室に向かいます。
この「雪月花」のエレベーターを登っていくと、ガラス張りのエレベーターから大きな「加賀友禅」の1枚布が見えます。各階が花の名前になっていて、各階ごとに友禅の花が楽しめるわけです。なので、自分たちが泊まる部屋は、この花の絵を見ることで分るって寸法です。ちなみに、自分たちが泊まったのは9階・「萩の間」で、エレベーターが9階で停まるとこちらの、「萩」の友禅を楽しめます。
客室係の仲居さんに案内され、いよいよ入室です。まずは、玄関からの写真です。正面のお部屋がメインの和室です。
それがこちら。12畳のゆったり、広々とした和室です。
お床の花も綺麗に生けられています。
テーブルには、最初のおもてなし、お茶菓子が用意されています。
これを「お抹茶」と一緒にいただきます。客室係のお姉さんが、抹茶を立てて持ってきてくださいました。まずは、このおもてなしで、心を掴まれますね・・。
こちらの和菓子、能登の大納言小豆を炊き上げ、葛は黒砂糖で味つけられたのどごしがとてもいい涼菓で、モッチモチなんですよね・・。これが、お抹茶とよく合います。
こちらは、広縁。和室の隣に約6畳の部屋があります。ちなみに、この机は、「掘りごたつ」になってます。
お茶のセットもこちらの完備。
ここのお部屋は、海の見える開放感溢れる見晴らしのいい角部屋です。
素晴らしい眺望で、七尾湾と能登島を望む事ができます。ちなみに、「海側」を指定した場合、別途「10000円」かかるみたいです・・。貸切で良かったです。
角部屋なので山側の景色も見ることができました。
一服したところで、今度は、「煎茶」がでてきました。
こちらをいただいている間に、係の方が、浴衣を用意してくださいます。
前に、TVで、見た時に、客室係の方が、案内されている時に、お客さんの体系を判断して、丁度いいサイズを持って来てくれるとは聞いていたのですが、まさにその通り。着丈ピッタリのチョイスです。
ちなみに、女性用には浴衣の帯は2本用意されています。1本はお風呂へ行くなどの部屋から出る外出用に芯の入った丈夫なもの。そして、その帯では締まりすぎてきついので、1本は寝る時用のの楽なゆるい帯。2本の帯を使い分けるようにとの心遣いも、さすがですね~。
こちらの足袋は、お持ち帰りOKでした。 この浴衣を用意をしてくれて、次に、夕食の時間を聞いてくださいます。夜8時からは、「特別ショー」が開催されることもあるので、7時くらいにお願いしました。
ちょっと、お部屋の中を探検です。広間の隣に6畳くらいの和室があります。控室?っぽいのですが、人数が多い時なんかにはこのお部屋をつかわれたりするんでしょうね。
洗面台です。隣には、お風呂もあります。
アメニティーは、ヘアブラシ、カミソリ、ヘアトニック、ヘアリキッド、アフターシェーブローション、メイククレンジング、化粧水、乳液etc・・と充実です。
お風呂も、部屋に付いていますが、「温泉」に来て、これは、ないよね・・・。まぁ、結局、入りませんでしたが・・・
。トイレは写真を撮り忘れましたが、ウォシュレットも付いてて充実の設備です。まぁ、正直、お部屋自体、年数が経っていることもアリ、多少の汚れや傷んでいるところもありましたが、丁寧にアフターケアはされている感じで、気になることはありませんでした。
で、ついでにお風呂も、紹介しておきます。(ここがメインって話もありますが・・)
こちらが、男湯、「恵比寿の湯」
大浴場をすべて海側に配し、雄大な眺めを眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。泉質は無色、無臭ですが、味は少し苦みがあるしょっぱさ。和倉温泉の特長のようで、塩化物泉で高張性(高濃度)のため、お肌の敏感な方は少しずつお身体を慣らしながらご入浴くださいとのことです。(高張性弱アルカリ性高温泉)
ちなみに、効能は、「リューマチ、神経痛、痛風、婦人病、アトピー、2倍に薄めて飲用すれば胃腸病や貧血病」などに良いとされています。
正直、浴室内の施設は、「古っ!」、「大丈夫か?」と言うレベルで、最新のスーパー銭湯の方が綺麗で、充実しているって感じなんです。
温泉だけで比べると、初日に泊まった、「山のホテル」の方が数倍良かったです。
と、まぁ、温泉のことは、このくらいにして置いて、チョイと、お出かけしてまいります。
じつは、ここ「加賀屋」さんの近くに、絶品のスイーツがいただけるお店があるとのことで、夕食の前でしたが、どうしても、そのスイーツをいただきに行かねば!との使命感で、行ってまいりました。(まぁ、折角、石川県にきて、ココだけじゃもったいないですから・・
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続きは、また、後日。
阪急交通さん、全館貸し切りとはさすが、力もってます!
お茶菓子も美しくて、雅であります
加賀屋のおもてなしは素晴らしかったです。
さすが34年連続、No.1の旅館だけあります。
施設はちょっと古めかしいところもありましたが…。
最高のおもてなし期待しています。