昨日のニュースで福島第一原発3号機、使用済み燃料プールへ自衛隊ヘリが空から水を入れる、という”作戦”が工場上空の”予想外の放射能レベル”から中止になったとか。
実はこの”作戦”を聞いて、以前小説で読んだ(映画は見ていません)東野圭吾さんの「天空の蜂」を思い出していました。あっちは”襲う”、こっちは”助ける”…
まあ、工場上空で自衛隊パイロットが失神して、そのまま工場に墜落してしまったらそれこそ洒落になりませんのでやむを得ないのかも知れませんが、この日の発表で自衛隊には作戦行動中一定の危険レベルに達したらそれ以上の作戦継続は行わないルールがあると知りました。
でね…
思ったのは軍事力を以って日本侵略を図る敵対組織があったとして、この勢力が実弾発砲してきたら自衛隊の内規はどう機能するか、です。
ご案内のように、福井晴敏さんの「亡国のイージス」では敵対組織から一定の損害を与えられないと自衛隊は防御行動に出られない(先制攻撃が出来ない)法的枠組みを突いてきましたが、今回の内規を”穿って”解釈すれば、敵対組織が明らかに軍事的脅威を日本国とその国民に与えようとしていても自衛隊は先制攻撃できない。そして、自衛隊に被害が出た時(ひょっとすると敵が銃を構えるような”危険が顕在化”した場合)には内規に従い撤退する、なんてそんなことないですよね?
皆さんは「暴力装置」なんですからね
閑話旧題:
で、今日引かれる二の矢は警視庁機動隊の高圧放水車からの注水とか。
真面目にうまくいって頂きたいと願っていますが、その姿を懐かしく見たのも事実。
全共闘世代には間に合わず、安田講堂から火の手が上がるのを中学校のベランダから見た世代。
ピンポイントに安田講堂の屋上や浅間山荘の窓を目掛けた”技”を見て育った人間として、さあ、今度もうまくやれよ、と祈りつつ、そういった熟達の士は既に引退したんだろうなあ、とも思いました。
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