つい最近の6月にも、この3人に大正期の吉田初三郎さんを加えた企画展を府中市美術館で見て来ていますが、
府中市美術館「映えるNIPPON 江戸〜昭和 名所を描く」 ぐるっと2021Part2Vol7 - シモキタのtokyoboy
あちらはその他に国立公園だったり、その他が展示に付きましたが、こちらは元より版画美術館✊️
こちらが今回のフライヤー、そして上述の通りこの広い会場がガッツリ3人の作品で埋まります👍
訪問は会期末に近い後期、前期とは全面的に展示替え、も収蔵品の多さを物語る。
広重の五十三次が半分ずつ、は山種と同じ…
今回は結構な作品数の撮影が許されたので、それらを使って展示を追います。
冒頭は同じ名所を3人がどう表現したか、の比較展示。
そして次は私の生まれ故郷に近い滝野川。
2010年の記事でここが江戸時代紅葉の名所だったことを紹介しています。
金剛寺(紅葉寺) (滝野川) - シモキタのtokyoboy
そして、向島…
次、分かります?、お茶の水です。
そして日本橋に、花の名所、小金井。
最初は川瀬巴水「雪の向島」。
小林清親「滝の川池の橋」。
そして広重「名所江戸百景浅草金龍山」、今でも定番の景色。
全て雪のシーズン、でも作品は全く異なる構成。
神田川が治水の関係でどんどん工事が進んでランドスケープは変化、着目点も変わっていったのかも。
あれ、大名行列が居ないぞ、と思われた方、ピンポンです。
これは同じ広重でも「行書版」のそれ。ちょっと前に山種美術館訪問時に言及しています。
巴水の日本橋、時代が大きく離れます。
そして清親の「小金井さくら」。
先ずは広重さん。
最初2枚は五拾三次、蒲原夜の雪に四日市三重川。
そして東都名所日本橋之白雨。
そして、夜景で江戸名所之内永代橋佃沖漁舟、名所江戸百景吾妻橋金龍山遠望。
今は亡きアミューズミュージアムでお馴染みだった同じく猿若町夜の景。
東京銀座街日報社、高輪牛町朧月景、神田川夕景。
そして光線画、御茶水蛍、三保ノ浦帆、武蔵百景之内赤坂きり畑山王裏山。
いよいよ巴水さんに入って、東京十二題駒形河岸、東京二十景荒川の月(赤羽)、清洲橋。
旅みやげ第一集石積む舟(房州)、同第三集白馬山より見たる朝日ヶ嶽、朝鮮八景京城慶会楼。
ここまでが企画展…
橋口五葉さん、「耶馬溪」。
そして同じくながら、サービスショットになって💦、髪梳ける女、浴後之女。
次が山村耕花、十三世守田勘彌のジャンバルジャン、及び踊り上海ニューカルトン所見。
最後が小早川清さん、初めてかなあ、近代時世粧之内瞳。
フーっ💦、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
そんなこんなとたっぷり楽しんだ今回の入場料は900円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計3,530円となりました。
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