「二十二日、晴。次官大嶋健一に引退の事を言ふ。」
今から約100年前にあたる大正4年11月、鴎外は日記にこのように書き記しています。35年間つとめた陸軍からの引退を、はじめて正式に表明した日のことでした。
鴎外が引退を表明し退官するまでの大正4~5(1915~1916)年頃は、鴎外にとって大きな転換期であったと言えます。母・峰子の死、加えて夏目漱石や上田敏等近しい文人との死別、歴史小説から史伝へと移行していった時期でもありました。
という時期を捉えての企画展。
今回は本郷界隈からの展開、散歩を考えての訪問となりました。
裏の入り口付近、って沈丁花が3本くらいあります。
その会場、定時で行われるボランティアの館内外説明ツアーの合間を縫って入館、
ちょっと最初の方の展示を眺めつつ、変更ないな、と後半部に進みます。
ふむ、その頃の新聞記事コピーなどで時代背景などを示していこう、という企画なんですね。
それぞれに目を通し始めて、正直狙いと表現方法にギャップがあると感じたのは内緒の話。
ナニな何だか、で出て来たのは本音の話。
さて、こちらの入場料は300円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計13,510円となりました。
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