私が住む飯沼町会では、共に支え合うまちづくりとして、昨年から新しい取り組みを行っています。
町会を4つに分けて「救急救命講座」を企画し、市の出前講座「おでかけくん」を利用して心肺蘇生法やAEDの使い方を学んできましたが、今日はそれに加えて「認知症サポーター講座」が初登場!
市の保健師さんから認知症と物忘れの違い、認知症の症状や認知症の方の気持ちについて伺いました。
笑いを誘う軽妙なトークで、わかりやすい説明でした。
特に印象に残ったのは、声掛けのしかた。
例えば病院に行くとき、
「病院に行くよ」という声掛けでは何をすれば良いのかわからない。「保険証もった?」 「お金持った?」 と、一つひとつの行動ごとに声をかけることが大切だそうです。
同じようにご飯の用意ができた時も、「トイレ行こうね」 「手を洗おうね」 「夕食食べようね」 と声をかける。
私達にとっては、食事の前にトイレを済ませ手を洗って席に着くことは考えるまでもないことかもしれませんが、今何をすれば良いのかの判断がつかないんですね。
指示は一つという点は、知的障がい者にとっても大切なことだと思い出しました。
午後からは、市原版事業仕分けともいえる事務事業の点検で「広報いちはら作成業務」と「いちはらアートミックス事業」を傍聴しました。
今日の点検員は市民、コーディネーターは事業仕分けのプロである構想日本の方。
ゆるやかな市民目線の質問や鋭い質問、多角的に検証できるようコーディネーターが進行していく様子は是非見ていただきたい!
質問に答える職員が想いを語り始めると「時間に限りがありますので質問に的確に答えて下さい」というシーンもありました。
「いちはらアートミックス事業」では、少子高齢化が進む南部地域の課題解消を、観光事業として捉えるのか人口減少の抑制として捉えるのか目的の曖昧さが指摘されました。
職員による事業点検よりも市民の点検が断然面白い!
ちょっとわかりにくいですが、職員による点検よりも「廃止・凍結」の判定が多くなっていることに注目していただきたい。
職員の点検は7月27日、8月3日・10日。
市民の点検は8月6日・7日。
この事業点検の判定が今後の姿勢にどんな形で反映されるのか、市民の皆さんに見届けていただきたいです。