薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

市原の南部へPart2 トイレのバリアフリー度は?

2021年05月20日 | 障がい

昨日に引き続き、市原南部の視察Part2です。
牛久駅に半年前にできた里山トイレ
ごらんのように、いくつもの建て屋が連なり、有名な建築家・藤本壮介さんの設計によるものです。

 

一見するとフレームに収まる絵に見えますが、どこのトイレが開いているかが一目で分かるようになっています。
グリーンのランプは「空き」

 

清潔感がある気持ちの良いトイレは、女性にとって嬉しいものです。
地元の方が毎日清掃して下さっているとのことで、有り難いことです。

こちらは庭があるトイレ。
ここに座って用を足すと・・・。

真正面には庭!
いやー、私にはこんな発想ないわ。

 

トイレの上の階段を上がると展望台があり、電車を待つ高校生や観光客が利用しているそうです。

今日はどのトイレに入ろうか?と、選ぶ楽しさがあるトイレって珍しいかもしれませんね。

そこまでは良かったんだけど・・・。
このトイレ設置はH32年度予算に計上されていた事業で、予算審査の時にバリアフリー対応について質問したら「オストメイト対応にする」という答弁を聞いて嬉しく思ってたんだけど・・・付いてないやん!
それと、大人用のオムツ交換台は、もはやバリアフリートイレのスタンダードかと思っていたのに、これも・・・付いてないやん!
車椅子対応だけって悲しすぎる。

市の南の玄関口である牛久駅からバリアフリーを発信できるチャンスだったのに、障がい者への配慮は後回しになったことが悔やまれます。
5千万円もかけてデザインにこだわるより、機能を重視してほしかったなぁ。