薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

息子の気持ちを知りたい

2015年10月19日 | 障がい

週末は外出が大好きな息子のための「お出かけ日」。

多忙になってきましたが、なんとか時間を作って出かけています。

それは息子の楽しみだけでなく、障がい者の存在を知ってもらいたいという意味もあります。

障がいを理解するのは机上の勉強だけでは無理。

「見ることが知ることの始まり」で、まず外に出さなければ理解は生まれないんじゃないかな。

これは先週末に行った国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)

ちらほら咲くコスモスの向こうに見えるのは、紅葉したコキア。

例年はこの時期に真っ赤になるようですが、今年は暑さのせいか紅葉始め。

広ーい公園の散歩が心地よかったです。

食物アレルギーがありミキサーでつぶさなければ食べられない息子の食事は、お弁当にして出かけます。

外出先ではお父さんが食べさせてくれます。というか、私とは食べてくれない。

言葉を話せたら、言いたいことがいっぱいあるんだろうなー。

「オカン(関西弁で母親のこと)はウザイ!」 とか、「俺が思ってることは、そうとちゃう!」

たまには「なんでわからんねん、アホー!」と叫びたい時もあるんだろうか?

どんなに愛情を注いでも、息子の本心はわからないもの。

表情や体の動きで察するしかありません。

でも「察しているつもり」でしかないのかもしれませんね。

今日は朝から農業センターの「いーでんいーでん収穫まつり」に息子を連れて行ってきました。

市内産の農産物や地域伝統の「ふるさとの味」をPRするためのまつりです。

爽やかな秋を感じられる会場には、農産物や加工品が並んでいました。

美味しいものをいただいた後、牛久までドライブ。

車内で「あっ、あー」と声をあげる息子は、楽しんでくれたかな?

母は、あなたの気持ちを知りたい!

21年間わかりきれない気持ちを探ることが、母のライフワークになっています。

 


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