とんとんはうす

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③「小学生のための木工教室」であってはならない事がおきてしまいました。

2010年08月21日 | 木工DIY
 ブログを書くに当たって、一番悩んだ事例です。仲間をチクっている事になるかもしれません。でも、こういうアドバイザーが実は凄く多いという事を私は知っていますので、警鐘を鳴らす意味で書く事にしました。

しつこい様ですが、DIY協会の最新マニュアルから指導者の心得をもう一度引用します。
 1、小学生の目線に合わせ、自分自身が小学生のような気持になって話しかける。
 2、あくまでも参加者が主役です。参加者の創造性や作業の主体性を尊重して、作成するもの等、原則として指導や助言を行わない。

 私は、朝そのDIYアドバイザーさんが顔を出した時、まずこのDIY協会の最新マニュアルを読んで下さいと渡しました。でも「A5の前の奴はないのか!」と言い、見ようともしませんでした。実は、他の所ではスタッフ全員でちゃんとマニュアルの読み合わせをしていました。これは大事な事だったな、と後で気付きましたね。・・・その日は、子供達は自由に材料探しに踏み回っていました。それなのに、突然そのアドバイザーがキレたのです。2年生の男子に向かって「材料の上を歩くんじゃない!」と大声で怒鳴りました。瞬間子供達だけでなく大人のスタッフも全員引きました。私は取り敢えず子供達が叱られなようブルーシートごと材料を別の場所に移動しました。やんちゃ坊主は必ず何人かはいるもので、「アイツが悪い」という大人の言い訳は通じません。

 ヒドイのは、終了後の事です。館のロビーでリーダーが「さっきの叱り方は言葉が適切でなかった」と忠告したのですが、彼は頑として聞き入れないどころか次々に不満をぶつけてきます。しかも館の職員さんのいる前で結構な大声で口論になってしまいました。私はこれはマズイと思い「色んなやり方があるんだから・・」と仲裁に入りましたが、こんな事例は30年以上やってて初めてです。

 そもそも最初はDIY協会がこのアドバイザーさんを指名した訳ですよね。06なので比較的新しい方なのですが、この「子供の教室」の経験は結構あったようです。協会はどんな基準で人選しているのでしょう。それにDIY協会は普及委員は教育しているけど、こういった講師の養成はしていません。だからこそ人格的な養成をする必要性を感じます。と同時に人選は慎重にお願いしたいと思います。


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