100分de名著「ニーチェ～ツァラトゥストラ」・・・ＮＨＫ教育水曜１０時～

　　名著と言えばまず「ニーチェ」が上がる。
先週終わったが、ＮＨＫ教育テレビの「100分de名著～ニーチェ」全４回を見て、ちょっと、本棚を見てみようと思った。
　　
　　私が高校を卒業して、大学に上がる間の昭和４１年２月に中央公論社から「世界の名著」全６６巻の配本が始まった。
その１回目の配本が、「ニーチェ」だった。この画像がその１回目の配本本で、帯がワイン色から水色に変色している。
帯を読むと「歴史の曲がり角には常にニーチェが現れる。今またニーチェ・ルネッサンスを叫んでいる・・・と書いてある。

　　自分もニーチェの影響はかなり受けていて大学でドイツ語を選択するきっかけにもなったが、ここでニーチェを語るつもりはなく、
それより「世界の名著」を見て、今にして気が付くこの本の凄さを発見して、改めて感動した。
まず編集委員１０名が凄い。～中でも、大河内一夫・串田孫一・田中美知太郎・湯川秀樹・福原麟太郎・・他、著名人ばかり。
そして、編集参与は、あの永井道雄氏。これだけでも当時の出版社の意気込みが感じられますが・・・もっと凄いのは・・・
１２ページばかりの小冊子が添付されていて当時は気にも留めていなかったであろうと思う。おまけというかチラシにしか見えなくて。
それが何と三島由紀夫と手塚富雄氏（新訳）との対談だった。思わず三島事件はいつだったか思い出そうとしていた（昭和45年11月25日）
対談の中には、三島由紀夫のニーチェ感が語られており、それなりの重さがあった。昭和41年１月10日、虎ノ門「福田屋」にて

　　　　　　　　　　　　

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