トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

ブーツのアッパー作り(製甲)

2012-08-13 18:36:47 | Boots
 今回はブーツ作りを進めます。

前回、革の漉きまで終わったので製甲(アッパーの縫製)をします。

製甲をする前にトンリョウのロゴを押します。

これは以前記事にした金版を温めて革に押した状態です。
 どうです、横にある「プロフィール」のロゴと同じでしょ!? 金版を作る技術って、まさに“職人技”ですね!!


では製甲スタートです!

1、履き口を折り込みます。

革が伸びないように芯を貼ってから糊を塗り、折っていきます。「左指で曲げて、右手のハンマーで叩いて折る(リズミカルに!)」
っていう感じですかね。 ※ちなみにハンマーの事を「ポンポン」って呼ぶんですよ!

2、後ろセンターラインを縫います。

これは“縫い割り”といって革の端を縫います。トンリョウでは端から2mmを縫います。(革の厚さ・強度を考えて)
 縫った後は“縫い割り”の名のとおり割っていきます。 が写真を撮るのを忘れました・・・

3、その他のパーツを縫い合わせます。

写真右で甲革より裏革が大きいの分かります? 次で切りますよ。

4、履き口の余分な裏革を切ります。

 この作業は“さらい”といいます。裏革を大きくする理由は、ピッタリの大きさだとミシンをかけたときに
裏革に糸がかからない事があったりするのでその予防ですね。

5、完成です。

ここまで終わると「一段落」っていう感じですね!


 余談ですが、昔から日本の靴づくりは分業制でした。
1、木型を削る(作る)職人
2、型紙を裁つ職人
3、製甲をする職人 ※話を聞いてると若いころ製甲の職人で後から型紙を覚えた職人さんもいます。
4、底付けをする職人 ※底付けとはこれから行う作業です。

1~3までの作業と4の作業で大きく分かれていたようです。

だから「一段落」っていう感じがするのかもしれないですね!



トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
     ブーツ代  ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南3‐24‐12
電 話 : 04-7361-8810
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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