EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

CROSSBEAT 2012年6月号 「決定 !! プログレッシヴ・ロック 真の名盤 TOP 50 」 シンコーミュージックエンタテイメント

2012-05-01 11:44:44 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
CROSSBEAT 2012年6月号 
「決定 !! プログレッシヴ・ロック 真の名盤 TOP 50 」
シンコーミュージックエンタテイメント



表紙 タルカスジャケットが見えるね

先日、書店で購入したばかりの雑誌です。

この音楽誌、タイトルは存じておりましたが、
頁をめくった事は一度もありませんでした。
そのため、出版社がどこであるかも把握しておりませんでしたね。

しかし、特集のタイトル「決定 !! プログレッシヴ・ロック 真の名盤 TOP 50 」が目に飛び込んできたので、
早速、立ち読み開始。
ざっと目を通して、価格を見ながら購入に値すると判断し、レジへ向かいました。

このTOP50が何を表現しているのかが気になったのですが、
「CROSSBEAT誌が独自の視点で、推挙する名盤TOP50」という事みたいです。
一応ランキング形式になっておりまして、
EL&PのアルバムもTOP50のランキングの中に1枚存在していました。

いわゆる理屈抜きの大御所が2バンドあるわけですが、
それらのバンドは、TOP50の中に2枚ずつランクイン。
No.1とNo.2は大御所2バンドのアルバムです。

では、EL&Pのアルバムは№いくつに選定されているのでしょうか。

それは書店にて実際に手にとってもらうとして、
一応、TOP10の中には入っております。

ただ、プログレ5大バンドのアルバムが、TOP5(five)に順番に入っているかというと、
そうではないところが、その雑誌の面白さですね。

EL&Pは、キースのカラー写真つきで、1頁分、紙面を割いていますし、
解説も好意的かつEL&Pファンの納得するような内容になっています。

冒頭でプログレを総括する序文から始まるのですが、その中においては、
キースを重要視する論点もあり、CROSSBEAT誌の視点は、EL&Pファンの視点に呼応するものがありますね。
フロイド、クリムゾン、イエス、CANへのインタビューもあるのですが、
それは古い資料からの転載になります。

一番の購入の決め手となったのは、当時、イエスに所属していたジョン・アンダーソンへのインタビューですね。

これは「海洋地形学の物語」と「リレイヤー」の中間あたりでのインタビューのようです。

イエスがEL&Pと仲の良いバンドである事は、これまでも、さまざまなインタビューや写真で、聞き覚えがありましたが、ジョン・アンダーソンが、自分たちの好きな音楽に、フロイドやEL&Pを掲げているのは初めて見た感じです。

70年代プログレを初期からリアルタイムで聞いていらっしゃる方には、周知の情報だと思いますが、自分にとってはちょっと新鮮でしたね。

また、好きと言うのみならず、フロイドやEL&Pが多くのバンドに影響を与えていると思われるとのコメントも読んでいて気持ちよい。

ジョン・アンダーソンもプログレ重鎮の一人ですから、昔のインタビューであるにせよ、説得力がありますね。

それから、

特別付録:小冊子「プログレッシヴ・ロック名盤ガイド200!!」


表紙 頭脳改革ジャケットが見えるね

も付属していて、
EL&Pのアルバムもメインストリームのアルバムとして、
きちんと紹介されています。

このタイプの冊子は、EL&Pをきちんと取り上げているかどうかが問題で、
レビュー自体は、他の多くのバンドのも含めて、語り尽くされている感じはあります。

全体として、

「CROSS BEAT誌」のTOP50の切り口の面白さの上に、
EL&Pが無事に評価されて乗った事は、(あえて載ったとはいわずに、乗ったという感じです)EL&Pファンにとっての福音でありますね。

以上。

本ブログは、EL&Pにまつわる品物を私の思い出と共に語っております。
遅れてきた若いファン達に楽しんでもらう事を目的の一つとしています。
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