EL&P図書室3号

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平井和正氏の他界によせて

2015-01-19 10:03:45 | Keith Emerson邦画音楽担当関連
平井和正氏の他界によせて

今朝、mixiのニュースをチラッと見ると、
平井和正氏の他界の文字が飛び込んできました。

平井和正氏は、
キース・エマーソンとは面識はなかったと思われますが、
映画「幻魔大戦」のパンフレットにおいて、
キースのテーマ曲を賞賛する文章を綴っていた事は、
このブログにおいて既に取り上げています。

幻魔大戦が映画化されたきかっけの一つに、
当時、平井和正氏の小説、幻魔大戦が、
角川文庫より発刊されており、
ベストセラーになっていた事があると思います。

小説の幻魔大戦そのものは、
超能力を礼賛するような小説でないのですが、
物語の最初において、何人かの超能力者が、力を合わせて、
幻魔と戦うシーンがあり、
超常現象に傾倒していた角川春樹氏によって、
ベストセラーの冒頭部分が映画化されるという流れになったわけです。

小説の幻魔大戦がベストセラーにならなければ、
アニメ映画になる事もなかったでしょうし、
キースがその日本の映画音楽を担当する機会も訪れなかったと言えます。

キースが関わっているサントラの音楽は、
決して多いとはいえないわけですが、
もし、幻魔大戦の映画音楽担当の実績がなければ、
ゴジラファイナルウォーズの映画音楽担当に起用される事もなかったと考えます。
CD「アット・ザ・ムービーズ3枚組セット」が、「2枚組セット」になっていたかも知れないですね。

私は、若いときに平井和正氏の作品を一通り読んだ事もあり、
ちょうど、その時期にキースが幻魔大戦の音楽を担当する事になるという出来事があったわけですが、
一通り読んで見たとはいえ、
幻魔大戦以外の小説に関しては、さほど、興味を覚えなかった事もあって、
幻魔大戦以後の作品を読む事にチャレンジした事はありません。

なので、平井和正という作家の作品に常に向かい合っていたわけではないですが、
幻魔大戦の映画音楽にキースが関わった事により、
忘れる事のできない作家となりました。

ご冥福をお祈りいたします。

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