EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

誰もEL&Pにはなれなかった。そういうことだ。

2014-08-12 13:37:09 | チラシ(フライヤー)類、EL&P関連
誰もEL&Pにはなれなかった。
そういうことだ。
VICTORY PRESS VOL.6 裏側




先般、取り上げたヴィクトリー・ミュージックの「怪物、帰還。」のペーパー。

その裏側が、EL&Pファンにとっては良い意味で絶句ものの企画だったので、
日を改めて取り上げようと思っていました。

その見出しが、

「誰もEL&Pにはなれなかった。そういうことだ。」

というわけです。

全国の主立った音楽ショップの従業員から、
EL&Pの新譜「ブラック・ムーン」試聴後のコメントを集めて掲載しています。
全部で24件ですね。
90年代の始め頃という事もあり、ショップ名と実名が掲載されているわけです。

それぞれが、字数にして、50から100字のコメントになっていますが、
ほんの少しだけ抜粋。

「彼等の作品を単にロックという小さな枠に縛る事はできない。」

「グレッグ・レイクのヴォーカルに神を見た。」

「もう涙なしには聴けない、感動の名作です。」

あくまでも、営業上の一手みたいなものでしょうから、
ヴィクトリー・ミュージックもショップ側も売る事が第一なわけです。

そのため、マイナスイメージの発言はできませんよね。

そう考えると、EL&Pの事を、心底、そう思っているかどうかは、書き手本人にしか解らない事ではあります。

それでも、ベタ誉めもそれなりの根拠が無ければ、浮いた感じになりますから、
書き手本人の好みはともかくとして、ある程度の客観的妥当性を考慮した発言にならざるをえないわけです。

これだけをザッと読むと、
EL&Pの音楽を耳にした事がない人達は、一度は聞いてみたいとは思うでしょうね。

ショップ側の意見を羅列するという手法は、営業に結びつくかは別として、
とても面白いですね。

実のところ、このペーパーを熱心に読むのは、
昔からの熱心なファンしかいないのかも知れませんが、
それでも、EL&Pを知らない世代に、少しでも知ってもらおうとする意気込みは伝わってきます。
かつてのEL&Pを体験して少しでも惹かれた事のある人達は、
例外なく期待をしていた事が解るようです。

また、このペーパーを読んだ人がビクターさんにハガキを投函すると、
EL&Pの最新フォトが10名、EL&Pポスターが10名に当たるとの事。

私は、地元のショップからELPマークの告知ポスターは店員の好意で頂戴できたけど、
このヴィクトリー・プレスはもらえなかったので、そのような企画がある事自体、知りませんでした。

もらえないというより、
このペーパーは、
特定の規模の大きなショップにしか、頒布されないのかも知れないです。

EL&Pポスターがどんなものであったかが、気になりますね。

以上。

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