タルカス
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
あまりによく知られているCDですが、
いずれは取り上げる事になると思っていたので、
本日、車に積んで来ました。
2012年の2月12日に都内にある、
文教シビック・ホールでのライヴ録音との事。
他のアーティストが、
タルカスの演奏を収録しているCDを、
幾つか取り上げていますが、
それらのジャケットの中では、
割とシンプルな部類に入ると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/fe70d5f3225de1e2f70a8618b069a5cc.jpg)
白のタイトルの背景は、
オリジナルジャケットのデザインから、
タルカスを抜いて、
配色を簡素化し、
陸と空を象徴しているような感じ。
タルカス画像は、
帯とプラケース裏側に、
タルカスの白抜き簡略イラストを仕込んでいますので、
帯を喪失しても、タルカスのイラストはチェックできます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/62/f65b5e13111fa042fe11f3d8bdd8a6e0.jpg)
プラケース裏側
本CDを購入して、
解説を読まれた方は、
ロックにあまり詳しくない人が、
解説を書いたと思われたかも知れないですね。
実際は詳しいのかも知れませんが、
著名ドラマーの名前が違っていたりします。
売り物に記載されている人名ですから、
誤植は避けたいところでしょうが、
普通は校正の時点で気づくかと思われます。
それよりも気になったのは、
「タルカス」を「プログレ史上最高傑作とも称される」という説明をしているところ。
これは、「タルカス」を知らない人が、
本CDを購入した事を損だと思わせない説明ではあります。
でも、このCDを購入するほとんどの人は、
オリジナルの「タルカス」を知っているでしょうし、
「比類のないとても素晴らしい傑作」だとは思っていても、
「史上最高傑作」とまで、思い込んでいる人は、あまりいないのではと、私は思うわけです。
いずれにしましても、
本作品は、
吉松隆さんの管弦楽版をベースにして、
挾間 美帆さんが吹奏楽用に再構成したものであるとの事。
ロックの分野以外で「タルカス」の演奏を聴く事ができるようになった事は、
ありがたい事です。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
コメントありがとうございます。
大河ドラマをきっかけとして、
プログレに興味を持って下さる方がいた事を知り、ちょっとビックリしました。
ブログのどこかに記していたかも知れませんが、東京オペラシティでのタルカスオーケストラ公演を見た大河ドラマの関係者からのオファーで、吉松さんは、「平清盛」の音楽担当になったようですした。
この出来事はキースの音楽史にも花を添える事になり、キースの訃報欄にも記されていたのは御存知かと思います。