「アイム・ア・マン」収録の
スペンサー・デイヴィス・グループ
のベスト盤
画像 ジャケット
映画「ナイトホークス」のサントラに収められていて、
映画の緊張感溢れるシーンでも使用されていた「アイム・ア・マン」が、
市販されている映像商品においては、
別の曲に差し替えられている件については、何度か述べてきました。
「キース・エマーソン インタビューズ」によると、
この曲は、当初の計画としては、作曲者である「スティーヴ・ウィンウッド」に歌ってもらう予定だったのですが、
事情でスタジオ入りができなくなったので、酔わせられたキースが仕方なく歌ったというエピソードでした。
スティーヴ・ウィンウッドはロックファンの間ではかなり知られていたのですが、
ちょうど、キースがサントラを制作していた頃に、
米国で、シングルヒットをとばし、それに伴ってアルバムも全世界でメガヒットを記録したわけです。
なので、ポピュラー・ヴォーカリストとして「時の人」でもありました。
それで、急に忙しくなってしまったわけですね。
おかげで、どうやらキースの最初で最後のヴォーカル曲が収録される運びになったわけです。
昨年、リリースされたタルカスのデラックスエディションの未発表曲のヴォーカルは、
キースだとクレジットされているようですが、
友人からの情報によると、どうやらそれは間違いのようです。
それでも、キースのヴォーカルだと思いたいファンはいる事はいますね。
但し、DVDAを除いて今年発売された2枚組タルカスからは、その音源は抜かれていますので、
「キースヴォーカル説」はますます薄れていくと思います。
それで、その「アイム・ア・マン」のオリジナルなのですが、
1967年に、スペンサー・デイヴィス・グループがヒットさせたものですね。
このグループに、スティーヴ・ウィンウッドが在籍しており、作曲したものです。
ヒットしたのでキースが知っていたという事でしょう。
オリジナルの歌とキースのアレンジした歌は、かなり違う印象を受けますね。
どのぐらい違うかというと、
これがナイトホークスの「アイム・ア・マン」の原曲だと紹介されないと、
普通にラジオから流れてきただけでは、ほとんど、わかりにくいと思います。
注意して聞くと確かに「アイム・ア・マン」です。
サントラの方は、リズミカルなのりの良いベース音から始まるわけですが、
ヴォーカルラインも微妙にメロディーが違いますね。
60年代の曲を80年代風にアレンジしたら、こうなったという感じです。
スティーヴ・ウィンウッド本人に関しても、
最近、ホームセンターで、たまたまスティーヴ・ウィンウッドのレンタル落ちのベスト盤をみつけまして、買ってみたのですが、
70年代後半から80年代にかけてのスティーヴ・ウィンウッドは、
時代の音を見事に取り込んで成功しているとつくづく感じます。
キースも自分のヴォーカルに自信があって、
客観的に認められるほど歌が上手ければ、
そのような楽曲群も生まれていたかも知れませんね。
以上。
本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2013年10月9日 yaplog!
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スペンサー・デイヴィス・グループ
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映画「ナイトホークス」のサントラに収められていて、
映画の緊張感溢れるシーンでも使用されていた「アイム・ア・マン」が、
市販されている映像商品においては、
別の曲に差し替えられている件については、何度か述べてきました。
「キース・エマーソン インタビューズ」によると、
この曲は、当初の計画としては、作曲者である「スティーヴ・ウィンウッド」に歌ってもらう予定だったのですが、
事情でスタジオ入りができなくなったので、酔わせられたキースが仕方なく歌ったというエピソードでした。
スティーヴ・ウィンウッドはロックファンの間ではかなり知られていたのですが、
ちょうど、キースがサントラを制作していた頃に、
米国で、シングルヒットをとばし、それに伴ってアルバムも全世界でメガヒットを記録したわけです。
なので、ポピュラー・ヴォーカリストとして「時の人」でもありました。
それで、急に忙しくなってしまったわけですね。
おかげで、どうやらキースの最初で最後のヴォーカル曲が収録される運びになったわけです。
昨年、リリースされたタルカスのデラックスエディションの未発表曲のヴォーカルは、
キースだとクレジットされているようですが、
友人からの情報によると、どうやらそれは間違いのようです。
それでも、キースのヴォーカルだと思いたいファンはいる事はいますね。
但し、DVDAを除いて今年発売された2枚組タルカスからは、その音源は抜かれていますので、
「キースヴォーカル説」はますます薄れていくと思います。
それで、その「アイム・ア・マン」のオリジナルなのですが、
1967年に、スペンサー・デイヴィス・グループがヒットさせたものですね。
このグループに、スティーヴ・ウィンウッドが在籍しており、作曲したものです。
ヒットしたのでキースが知っていたという事でしょう。
オリジナルの歌とキースのアレンジした歌は、かなり違う印象を受けますね。
どのぐらい違うかというと、
これがナイトホークスの「アイム・ア・マン」の原曲だと紹介されないと、
普通にラジオから流れてきただけでは、ほとんど、わかりにくいと思います。
注意して聞くと確かに「アイム・ア・マン」です。
サントラの方は、リズミカルなのりの良いベース音から始まるわけですが、
ヴォーカルラインも微妙にメロディーが違いますね。
60年代の曲を80年代風にアレンジしたら、こうなったという感じです。
スティーヴ・ウィンウッド本人に関しても、
最近、ホームセンターで、たまたまスティーヴ・ウィンウッドのレンタル落ちのベスト盤をみつけまして、買ってみたのですが、
70年代後半から80年代にかけてのスティーヴ・ウィンウッドは、
時代の音を見事に取り込んで成功しているとつくづく感じます。
キースも自分のヴォーカルに自信があって、
客観的に認められるほど歌が上手ければ、
そのような楽曲群も生まれていたかも知れませんね。
以上。
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あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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