レコード・コレクターズ
2021年1月号
「レコード・コレクターズ誌」は、
幾つか取り上げていますが、
リアルタイムで書店から購入したモノを、
取り上げたのは、一度だけだったように思います。
本日、取り上げる号は、
家内が「忌野清志郎」のファンで、
私が表紙を見つけて購入して家内に渡したモノなので、
ちょっと拝借しました。
表紙
先月ぐらいに、
初めてパラパラとめくっていたら、
新譜レビュー(ニュー・アルバム・ピックアップ)のコーナーに、
全くの想定外でしたが、
EL&Pに関連するアルバムが3枚ほど掲載されていましたので、
取り上げてみようかと思ったわけです。
こんなケースは、
意外とけっこうあるのかも知れませんが、
私にとっては珍しい事でしたね。
これまで、
「レコードコレクターズ誌」の編集方針とか、
内容の傾向性とかは全く意識した事もなかったので、
新鮮な驚きがありました。
レコードレビューとかいうと、
少年時代に目を通していた、
「ミュージックライフ誌」とか「音楽専科誌」を思い浮かべるわけですが、
そこで目にしていたのは、全て国内盤のレビューだったと思います。
しばらくして、90年代以降、「マーキー誌」とか「ユーロ・ロック・プレス誌」を、
手にするようになりました。
これらの雑誌には、国内盤や輸入盤を問わず、レビューが載っているわけですが、
編集方針がプログレ的な音楽を主軸に据えていたと思いますので、
一般的な音楽誌とは一線を画しているため、輸入盤も取り上げていると理解していました。
私の中で、「レコードコレクターズ誌」は、マニア向けでありつつも、
ジャンルを問わない一般的な音楽誌として位置づけしておりましたので、
スタジオ録音の新譜でもない、EL&Pの曲が収録された輸入盤CDが取り上げられている事が意外だったわけです。
そのうちの1枚は、
先般、取り上げた、グレッグ・レイクの
「The Anthology: A Musical Journey」
ですね。
これは、グレッグ・レイク個人のベストアルバムでしょうから、
音楽誌のレビューで取り上げられている事自体が、
嬉しい驚きでした。
もう1枚は、
たまたま、発売前の予約受付で知っていた、
英国製のオムニバスCDです。
「PEEPHOLE IN MY BRAIN THE BRITISH PROGRESSIVE POP SOUNDS OF 1971」
これは、1971年の英国の特殊な音楽シーンに焦点をあてた3CDなのですが、
EL&Pの「ARE YOU READY EDDY?」がDISC2の最後に収録されているという品物です。
5大バンドでは、このオムニバスアルバムの性格上からか、EL&Pの曲のみが収録されています。
収録曲は、「ARE YOU READY EDDY?」。
オムニバスCDに「ARE YOU READY EDDY?」が収録されたというのも、
初めての事かも知れません。
もう1枚は、国内盤。
「パウロ鈴木。& ゴマワールド with 難波弘之」の「Vol.4」ですね。
ジャケットは、
「イエロー・サブマリン」と「ラヴ・ビーチ」をミックスしたパロディジャケットで、
横向きのタルカスにビーチパラソルがくっついているのが印象的です。
「Vol.1」はレコードコレクターズ誌に、
確か取り上げられていなかったと思いますが、
それ以降は特にチェックはしておりません。
このブログでもキース存命時に制作されたアルバムを、
現時点で1枚だけ取り上げていますが、ディスクユニオンによると、
「ゴマのコンセプトは、EL&Pがまるで新曲をリリースしたかの様なサウンドを持った楽曲をオーディエンスに楽しんで頂くことを目標にしています。」
との事ですね。
これに加えて、ディスクユニオンの告知は、
EL&Pマニアが一聴したくなるような文が綴られていますが、
好みは分かれるかも知れません。
最近は、書店に赴いて、じっくり立ち読みをする時間も、
あまり取れずにいますが、
家人の嗜好にちょっと協力した結果、思わぬ発見がありましたので、
ちょっと書いてみました。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
レココレには僕もかなりお世話になりました。
学生時代は欠かさず購入して、そのストックはまだ取ってあります。
オールディーズ系のリイシュー情報を楽に得られるのがとても嬉しい雑誌でした。今はほとんど音楽誌も買わなくなりました。資料的なものは別ですが。
プログレ系に冷たいと、レココレはよく言われてましたね。いわゆる王道系のバンドしか扱わない感じで、やはり後発ながらマーキーは、強かったですね!
編集長兼社長の山崎さんが知識豊富な方でしたし。
実は僕がブログに載せたBEACH BOYS本も、マーキー経由で出版させて頂いたのです。
奥様がRCファンというのも素敵ですね!
初期のフォーク時代は僕も特に好きなバンドです。
そういえば、レココレ別冊でブリティッシュ・ロックのムックがVol.1、2と出た時はすぐに購入しました。
Vol.2はプログレとグラム系アーティストをガッツリ取り上げていたので、舐めるように読みました(^^)。
なにか取り止めのない話ですみません。
レココレ黄金期のバックナンバーを引っ張り出して、また読もうかなぁと思います。
コメントありがとうございます。
私は音楽全般に関して、様々な角度から、探求してみようとする意識が希薄でしたので、
レココレはあまり買わずに過ごしていましたが、このブログを書くようになって、入手した中古雑誌に目を通していると、興味深い事や学びになる事や刺激にんなる事がけっこうあります。
薄給会社員でなければ、毎月、買っても損はない音楽誌だなと、つくづく思います。
マーキーの編集長に関して、
MaMoRu様は、
生涯忘れる事のないご縁があったのですね。
私は、出始めの頃のマーキー誌に関しては、(その頃は埼玉在住だったと思うのですが)手に取る事が出来ずに終わっており、EL&Pの90年代の最初の来日をきっかけとして、新宿で初めて1冊購入してから、地元の書店に注文して読むようになりましたが、
途中から編集方針が変わってからは、プログレ重視でなくなった誌面になりましたので、1~2年経ってから継続購読は中止したように思います。
その後、ユーロ・ロック・プレス誌を書店に定期購読を申し込んで、創刊号から継続して読んでいたのですが、その書店さんが店じまいをする事になったので、その時点で途絶えてしまいました。
ちなみに、創刊号から20冊ぐらい、亡き父に廃棄されたと思います。
雑誌は保存しておくと、後から読み返して、意外な発見があったりしますから、
スペースが許す限りは出来るだけ保存したいと思ってはいますが、
様々な方針が私の中で固まってきたら、取捨選択も出てくるかと思います。
家内は私と違って半端マニアではないので、RCなどのリイシューCDを買うこともないのですが、初期の頃も含めて、清志郎ファンのようで、「キヨちゃん」という言い方をしていますね。