マンティコア・ロック・ボックス 解説書
「マンティコア・ロック・ボックス」に関しては、
こちらは、ボックス内に収納されていた解説書です。
割と厚めなので、背表紙もあるブックレットになっています。
表紙と裏表紙を除いて、
全55頁
その多くは歌詞とその翻訳に頁を費やしています
音楽評論家の片山伸さんが解説を担当しています。
マンティコアというのは、
EL&Pの最盛期に作られたレーベルである事は、
プログレファンであれば誰もが知っている事なのですが、
誰がどのような形で関わって、
アーティストを発掘していたのかというところまで、
言及したりしているのは、
国内においては、「ストレンジデイズ誌」と、
この解説書のみではないかと思います。
マンティコアレーベル時のアーティストですが、
プログレファンには良く知られていている、
「PFM」とか「バンコ」あるいは「ピート・シンフィールド」とかは、
ビクターエンタテイメントでも、
単品の紙ジャケットCDをリリースしていました。
これらのアーティストは、
品物によっては、シングルレコードのジャケットサイズの、
「プラチナSHM-CD」になっているタイトルも、
幾つかあるようでした。
それ以外のロックとしては、
「ストレイドッグ」のファースト以外は、単品でのCD化は、
ほとんど為されていなかったようです。
(精査はいたしておりません。)
ただ、このブログでもアナログ国内盤を取り上げている、
「ハンソン」のファーストとかは、ストレイドッグのファーストに匹敵するような、
良質なサウンドであると私は思っていますので、
ビクターエンタテイメントさんとしても、
アルバム単品のリリースまでは踏み切れないまでも、
マンティコア・ロック・ボックスを制作してセット販売をする事で、
EL&P関連物マニアが購入するであろう事を目論んだとも言えますね。
追って、続きのレポートを、そのうちに書く予定ではありますが、
基本的には、マンティコアの運営とアーティストの発掘に関わっていたのは、
グレッグ・レイクとスチュワート・ヤングのみとの事。
とは言っても、「バンコ」のレコーディングの時は、
キースも立ち合っていたようなので、時間がある時は、
アーティストのフォローもしていたようではあります。
以上。
EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。
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