いやあ、久しぶりぶりにいい本だなあと。
読みかけですが。
P(価格)、C(原価)、M(販売量)とする。
(P-C)*Mで、利益が出ると。
資本主義の初期の時代では、P(価格)を吊上げる
、いわゆる高価格の戦略をとってたと。この戦略は、
取引単位での利益獲得を目的としており、山師的というか、
投機的だったと。
ところが、資本主義の発展により、(1)企業の大規模化による資本の固定化、と
(2)終身雇用制による労働の固定化が起こったのだと。
そうすると、取引単位での利益獲得では、ダメで、期間利益の極大化になり、
その次に、生涯利益の極大化にいくのだと。
そうなると、投機的な、精神性の無い取引ではダメで、フォードが言う
奉仕主義(たぶん、従業員を大事にし、顧客に尽くすという意味?)や、
ドラッカーの言う「顧客創造」しながら、経営しないと、「生涯利益極大化」は達
成出来ないのだと。
タイトルの通り、資本主義の「精神面」と経営学の関係性を、マックスウェーバー
と、筆者の恩師である「藻利先生」の経営学で明らかにしようとする渾身の一冊み
たいだ。資本主義イコール「営利原則」ないし「効率性」だけでなく、その二つの
中に潜む「精神性」を明らかにしようとしているのかな?
筆者は、研究者として、「指導原理」としての「経営学」を明らかにすることが、
大事だと書いておられる。ぼくなり考えると、その「指導原理」とは、儲ける前
に、「世の中の役に立つ商品を提供したい的」な気持ちのことだろうか。
この本を、買った個人的理由は、大学院時代の同級生から、この先生の人となり
を聞いて、当時、「山師的」な、お金儲けしか考えていない僕は、ある「違和感」
と「好奇心」があったからかな。それも、院生時代の院生室で、カップラーメン食
べながらとか、酒飲みながらとか、温泉行った帰りとかに。
あと、この先生の講義を、18歳の僕は、確か「経営学総論」か何かで聞いて、
経営学で語られる抽象的な「利潤」とか、「総資本利潤率」とかの言葉に、
古臭さと、当時お手軽な知識を求めてた僕は、たぶん、2~3回だけしか
出席せず、ブラブラ大学近辺をしてたような気がする。
そんな感じなのに、ググって、約1500円を払って、買い、その先生の本を
読んで、若干、分かるのは、うれしい。
「資本主義」と、「環境」の両立は可能か?とか、いろんな人の
意見を聞いて、自分でも考えるが、その答え、あるいは「指導原理」が
この本の中にある気がするというと、言いすぎだろうか?
読みかけですが。
P(価格)、C(原価)、M(販売量)とする。
(P-C)*Mで、利益が出ると。
資本主義の初期の時代では、P(価格)を吊上げる
、いわゆる高価格の戦略をとってたと。この戦略は、
取引単位での利益獲得を目的としており、山師的というか、
投機的だったと。
ところが、資本主義の発展により、(1)企業の大規模化による資本の固定化、と
(2)終身雇用制による労働の固定化が起こったのだと。
そうすると、取引単位での利益獲得では、ダメで、期間利益の極大化になり、
その次に、生涯利益の極大化にいくのだと。
そうなると、投機的な、精神性の無い取引ではダメで、フォードが言う
奉仕主義(たぶん、従業員を大事にし、顧客に尽くすという意味?)や、
ドラッカーの言う「顧客創造」しながら、経営しないと、「生涯利益極大化」は達
成出来ないのだと。
タイトルの通り、資本主義の「精神面」と経営学の関係性を、マックスウェーバー
と、筆者の恩師である「藻利先生」の経営学で明らかにしようとする渾身の一冊み
たいだ。資本主義イコール「営利原則」ないし「効率性」だけでなく、その二つの
中に潜む「精神性」を明らかにしようとしているのかな?
筆者は、研究者として、「指導原理」としての「経営学」を明らかにすることが、
大事だと書いておられる。ぼくなり考えると、その「指導原理」とは、儲ける前
に、「世の中の役に立つ商品を提供したい的」な気持ちのことだろうか。
この本を、買った個人的理由は、大学院時代の同級生から、この先生の人となり
を聞いて、当時、「山師的」な、お金儲けしか考えていない僕は、ある「違和感」
と「好奇心」があったからかな。それも、院生時代の院生室で、カップラーメン食
べながらとか、酒飲みながらとか、温泉行った帰りとかに。
あと、この先生の講義を、18歳の僕は、確か「経営学総論」か何かで聞いて、
経営学で語られる抽象的な「利潤」とか、「総資本利潤率」とかの言葉に、
古臭さと、当時お手軽な知識を求めてた僕は、たぶん、2~3回だけしか
出席せず、ブラブラ大学近辺をしてたような気がする。
そんな感じなのに、ググって、約1500円を払って、買い、その先生の本を
読んで、若干、分かるのは、うれしい。
「資本主義」と、「環境」の両立は可能か?とか、いろんな人の
意見を聞いて、自分でも考えるが、その答え、あるいは「指導原理」が
この本の中にある気がするというと、言いすぎだろうか?