『グローバル資本主義の終焉』
ジョージソロスさんの本。アマゾンの中古本で
なかなか届かなくてイライライラ。危うく2冊買うところだった・・・
という、振りの文章はいらないかな?
タイトルで、買うっきゃナイトになってしまった。
序論だけでも、かなり刺激的である。
キーワードをあげれば、前回と少しかぶるが、
誤謬性、相互作用性、開かれた社会の三つ。
序論で特に強調されているのが、『グローバル社会』が無いのに『グローバル経済』
だけ存在することは、欠陥である、というニュアンスの文章。
あと、刺激的だったのが、わたしのイメージするソロスさんから、『国民経済』という
言葉が出てきている点。まあ、本来ならば、翻訳なので、原文にあたらないと
いけませんが、『グローバル資本主義』と『国民経済』の対置が、昨今いわれている
ニュースとリンクする。
あと、資本の移動性についての記述も、ソロスさんからきくと説得力がある。
あと、経済学の『均衡』が果たして、市場原理主義のなかで機能するのか?という
ニュアンスの文章も刺激的である。
あと、常に『頭の思考』と『現実』があっているかどうかの検証が大事だとニュアンスの
文章が、かなり内省的で、誠実なひとだなと勝手に思った。