行く前に、気分がわるくなったが、
なんとか○○袋をもって福岡へ。
福岡らしいことは、一蘭のラーメンのみ。
行けばいったで、刺激的な発表。
(1)土壌汚染について
環境負債の認識や、環境投資と株価の関係性について。
確かに、企業が生産活動をして、その結果、土壌汚染をしていても、
なかなか株主には窺いしれない。土地の所有権の問題とからんで、
所有権者以外は、土壌汚染の調査すら出来ない。
もし、環境負債として財務諸表上認識すれば、少しは株主に企業の環境への
配慮が伝達出来るのではないか?なるほど。
モデルの説明が私にはザックリしかわからなかったが、相関はあるようである。
(2)会計と税
当たり前の話であるが、会計が変化すれば、それを斟酌するとなっている
税法は、その変化を斟酌するか、無視するか判断せねばならず、
しかし、その判断プロセスは、一般には伝わらない。
特に東電の会計処理は、税法に与える影響を含めて考えてみたいと思った。
しかし、東電の税務申告書が開示されてないので、よくわからないが。
(3)アカウンタビリティのお話
抽象度がかなり高いが、刺激的であった。
経営者(会計情報を開示する側)が、株主等(会計情報を享受する側)に
会計情報を開示する場合、人間が『自分のことはわからない』ということがあることからすれば、
経営者自身で、会社の情報が理解出来ていないのではないか、という問題意識のように思えた。
経営者は、『株主等の「他者』の要求を取り込んで』開示することになる。
そうして開示する場合に、株主等の他者のおかれたコンテクストを十分に理解して
会計情報をつくることは、そもそも可能なことなのであろうか、という投げかけのように思えた。
もし不可能であるならば、経営者と株主が一緒に会計情報をつくる必要があるのではないか、
となるが、それは現状では完全に無理な話。
しかし、いまふと思ったが、基本的に、利害が相反する株主と経営者であるけれども、
部分的には利害が「一致」するのではないか、と思う。
そうであれば、医者と患者が一緒に対話しながら「診察」を行うようなイメージで、
経営者と株主も協力しあえるのではないか。
(4)経営者メッセージのテキストマイニング
「テキストマイニング」の手法の限界がかなり気になった・・・