日経ビジネス文庫。
経営人材は不足する。
なぜか?
大企業になればなるほど、分業体制をひいて
機能別組織になる。すると、販売はわかるが、製造がわからないとか、
組織全体を見渡す能力を持った人材が育たなくなる。
そうなると、子会社をつくって、ヒト・モノ・カネを渡して、
全部責任を負って、全部判断してもらって、
複雑な組織内の「調整」を経験してもらって、
子会社という「小さな成功(失敗)」をもって、
親会社や本社に帰ってきてほしい、となる。
衰退する組織は、一時、キャッシュがだぶつくというのが
目からうろこ。キャッシュのだぶつきは、リスクを負って
積極果敢な行動をしていないし、自己否定や改革をしてない証拠
である。ドキッ。