稲刈りを終え、今年一年の収穫を喜び、ほっと一息ついた頃、
庄内平野の田んぼは、稲刈り後の土色から一転して、草原のような薄緑色に変わります。
稲の「ひこばえ」です。
刈り取った稲の根株はまだ生きていて、そこからまた芽を萌えたたせるのです。
何という生命力でしょうか。
毎年、このひこばえの風景を見るたびに、生命の逞しさ、健気さ、そしてその儚さを感じてしまいます。
南の温かい地方では、このひこばえが成長し、また稲を実らせる事もあるのだそうですが、北国庄内はもうすぐ厳しい冬、このひこばえたちが育つことはありません。
稲たちは、その命の最後に、あの風薫る五月の風景を再現するかのように、束の間田んぼを緑色に輝かせて、冷たい風の中へと消えてゆくのです。
詩集 ひこばえ
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再び稲を実らせます。
刈り取りが年々早くなって寒さの訪れが遅くなった
ことも関係あるのでしょうか・・・
以前は見ることが無かったように思いますが・・・
めっきりと朝晩寒くなってきましたね。
写真展、無事に終わりましたので
お知らせにきました。
沢山の方に来ていただき、
やってよかったと思います。
出張中でお返事が遅くなりました。すみません。
おおっ♪ ひこばえが育って再び稲を実らせますか~。
それはスゴイ!! ちょっとみてみたいですねぇ。
一株で2度美味しい!まるでグリコのキャラメルですね。
ふ、古い・・・。
稲も品種改良でたくましくなっているのでしょうね。
写真展、お疲れ様でした。
盛況だったとのこと、おめでとうございました。
沢山の方に来ていただき見てもらう、ってカメラマン冥利に尽きますね。
よかった、よかった。
あっ、そう言えば、写真集。まだ注文してなかった!
後ほど注文させて頂きますね。
ではでは。またご連絡くださいね~。
庄内では、「二番生え」が一般的でしょうか、「にばんぺぇ」と発音します。
稲の根が健全で気温も高いと発生します。
そうか!「にばんぺぇ」でしたか。何か聞いたことがあるような。
実は先日友人と、庄内弁で「ひこばえ」をなんて言ったっけ?と話し合ってついに思いつかなかったんです。
それにしても、最近のにばんべぇは元気が良いですね。品種改良で稲が丈夫になってきているのかな。