お盆も過ぎましたが、お盆前に何枚か撮影した田んぼの周辺の写真です。
このころの田んぼは、青々とした稲の葉が風に揺れているだけで何もないように見えますが、その青々とした様が生命力を感じさせてくれます。それに、見えないのですが田んぼにはたくさんの生き物がいるのです。その生き物たちの気配も・・・。
ところで、田んぼの写真を撮っているときにいつも思うのが、写真家 今森光彦さんの写真です。
今森さんのフィールドワークから始まったNHKスペシャルの『里山』。(このシリーズの第三弾『映像詩 里山~いのち萌ゆる森』は本当に素晴らしい! こちらがHPです→ http://satoyama.gaga.ne.jp/ )
里山は自然と人間が見事に共存している場所。
我々の祖先がいかに自然を理解していたか。樹木や小石に至るまで神々が宿ることを感じ、自然を畏敬しつつ、自然を利用して生活してきた絶えることのない営みの場所が里山です。
この里山シリーズを見るといつも思うのですが、やはり人は自然と共に生きて行くべきなのだと感じます。
『最後の里山を撮っているつもりはありません。これは未来の姿です。』
里山を撮り続けている、今森さんの言葉です。
山形県酒田市青沢
山形県遊佐町野沢
久しぶりの雨です。
田んぼの畦には、風草が稲穂と共に風に揺れていました。
撮影DATE
NIKON D300s
Tokina 12-24mm F4
Nikkor VR ED70-300mm F4.5-5.6
映像詩 里山~劇場版~ [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
NHKエンタープライズ |
今森光彦ネイチャーフォト・ギャラリー―未来へ贈る風景・里山 | |
クリエーター情報なし | |
偕成社 |
そうですね。庄内平野は広大な田んぼが広がっていて気持ちが良いですよ。
(^^)/
ここには単なる風景を超えた、命そのものう育み息づいている母体の子宮の様な存在だと思います。
仕事が忙しくコメントが遅れてしまいました。スミマセンm(_ _)m
里山、そうですね、日本人の心が此処にあるような気がします。
自然を壊し開発するのではなく、自然を畏れ敬い寄り添って生きて行く。現代日本人が忘れてしまった心がありますね。
でも、人間もバカではありませんので気づきはじめているのだと思います。今の経済優先の消費社会ではいずれ破綻するのだと言うことを。
人間も自然界の一つだと言うことを自覚し、自然と共に生きて行くと決めたとき、この里山の世界はとても良い教科書になる。
だから“これは未来の姿”なんですよね。
(^^)/