風の記憶

the answer is blowin' in the wind

小寒の頃~庄内の暦風景_23

2016-01-06 | 二十四節気

 

 

 

この日から「寒の入り」となります。小寒から節分までの約30日間が「寒の内」になります。
所謂「寒中○○」とはこの頃に行う行事を指します。(武道の寒稽古が発祥で、寒中水泳とか
寒中托鉢など)
文字通り「寒」ですので寒さはこれからが本番となります。池や川の氷も厚み
をます頃です。
寒中見舞いは小寒から出し始めます。

庄内地方で「寒」と言えば「寒鱈(かんだら)」です。
鱈は「魚」編に「雪」と書く、まさに冬の申し子のような魚で、庄内地方ではこの寒の時期に
水揚げされる脂がのって丸々と太った鱈(真鱈)を特別に「寒鱈(かんだら)」と呼んでみんな
で食べる風習があります。(この時期の真鱈を寒鱈と呼ぶのは庄内が発祥のようです。)
各家庭で食べるほか、料理屋ではそれぞれに工夫した寒鱈汁を食べることが出来ますし、
港を持っている市町(酒田市、鶴岡市、遊佐町)では、この頃「寒鱈祭り」が開催され、
庄内中で寒鱈汁が食べられるのです。
寒中の時期は寒さが厳しく、場合によっては地吹雪が吹き荒れる頃ですが、脂がのって
熱々の寒鱈汁は、寒さや雪が厳しいほど美味しく感じるから不思議なものです。

地吹雪には遭遇したくないけど、吹雪の中での寒鱈汁は食べたい・・・。複雑です。(^^;)

 


「 小寒 」 七十二候
 第六七候 ~ 芹乃栄(せりすなわちさかう)芹がよく生育する頃[1月6日~10日頃]
 第六八候 ~ 水泉動(すいせんうごく)地中で凍った泉が動き始める頃[1月11日~15日頃]
 第六九候 ~ 雉始雊(きじはじめてなく)雄の雉が鳴き始める頃[1月16日~20日頃]

 












庄内名物?「地吹雪」です。
降る雪と強風に舞い上がる雪で視界はほぼゼロ。






吹雪の合間に雲が切れると蒼空が垣間見えます。
限りなく深い蒼色に吸い込まれます。













風が止んで陽が射すと雪の結晶がキラキラしてとてもきれいです。


















撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Tokina AT-X 124 PRO DX F4
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (しっぽな)
2016-03-03 21:27:04
はじめまして、しっぽなです。

この度は、読者登録ありがとうございます。

自分本意で、何の情報も無いブログにお越し頂き、なんだか申し訳ないです。
地吹雪、お互いに気を付けましょうね!(笑)

返信する
Unknown (伊藤)
2016-03-04 09:05:13
しっぽなさん、はじめまして。(^^)

早々にコメント頂きありがとうございます。
北海道の素晴らしい風景や雪の写真に感激して、お断りも無く読者登録させて頂きました。失礼いたしました。

同じ地吹雪で苦労する者同士(^^;)、これからも是非よろしくお願いいたします。
哲学の樹のエントリーは同感しきりでした。本当にカメラマンのマナーには考えさせられますよね。
(^^)/

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