風の記憶

the answer is blowin' in the wind

冬の最上峡

2009-01-17 | 川・池・湖・滝

 Nikon D200  TAMRON 17-50□□
山形県戸沢村 白糸の滝付近にて□□

 


最上峡(もがみきょう)は山形県の母なる川 『最上川』 (もがみがわ)が、出羽山地を東西に分断し内陸地方から庄内地方へと向かう凡そ15kmの区間を指します。 (最上郡戸沢村古口から東田川郡庄内町清川まで)

最上川は、他県に交わらず山形県一県のみを流れる大河で、球磨川・富士川と共に日本三大急流の一つ、全長229km、支流を合わせた総延長は2570kmに及びます。山形県の内陸部の総ての河川を集めて酒田に注ぐのですが、その中でもこの最上峡の、15kmにわたって両側に山々が差し迫る光景は圧巻で、春夏秋冬四季折々に抜群の景観を見せてくれます。

かの松尾芭蕉も『奥の細道』において、有名な一句を残しました。

    五月雨を 集めて早し 最上川   


ちなみに、現在でも歌い継がれている『最上川舟唄』は、ロシアのボルガの舟歌・ドイツのローレライと並んで世界三大舟唄の一つなのだそうです。


 ♪♪最上川舟唄

    (ヨーエ サノ マッガショ エンヤ コラマーガセ
     エエヤ エーエヤ エーエ エーエヤ エード
     ヨーエ サノ マッガショ エンヤコラマーガセー)

    酒田(さがだ)さ行(え)ぐさげ達者(まめ)でろちゃ

    (ヨイトコラサノセー)

    流行風邪(はやりかぜ)などひかねよに

    (エエヤ エーエヤ エーエ エーエヤ エード
     ヨーエ サノ マッガショ エンヤコラマーガセー)

    股大根(まっかんだいご)の塩汁煮(しょっしるに)塩(しんよ)しょぱくてくらわんにゃえちゃ

    (エーエヤーエーエ エーエヤーエード
     ヨーエ サノ マッガショ エンヤコラマーガセ)

    ・・・・・・・・


この唄を聴くと、無性にお酒を飲みたくなります。(^^;)

 














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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (伊藤)
2009-01-24 18:21:06
さくらさん、はじめまして、こんにちは。(^^)

ぶく応援団長ご紹介の地元の方ですね。いやぁ、嬉しいなぁ。
(^o^)
是非、是非、よろしくお願いしますね。

最上川の舟下り、わたしもだいぶ前に経験しました。とても素晴らしいですよね。私は、確か秋だったのですが紅葉が実に見事でした。
それと、船頭さんの最上川舟歌も良かったなぁ。失礼ですが、さほど上手では無かったのですが、実に味のある歌声で、ジーンときてしまいました。
また下りたいと思ったのですが、実現しないままで至っています。今度、新緑の頃に言ってみようかな。

同じ庄内でも鶴岡方面にはなかなか行けないのですが、そちらは絵になる風景が多いので機会を見つけて撮影してエントリーしたいと思っています。
さくらさん、またコメント下さいね。
(^^)/よろしく~♪
返信する
Unknown (伊藤)
2009-01-24 18:13:36
空☆花さん、こんにちは。(^^)

この鳥居が良いですよね。
白黒の世界にぽつんと真っ赤な鳥居、厳かな感じがしますね。
(^^)/
返信する
Unknown (伊藤)
2009-01-24 18:11:53
NoBさん、こんにちは。(^^)
ちょっと出張していました。(^^;)

この道は国道47号線沿いですので、ずっと真っ直ぐに東に向かうと古川につながっていますね。
春の新緑、秋の紅葉、本当に素晴らしい景観の街道です。
(^^)/
返信する
はじめまして♪ ( さくら)
2009-01-24 00:33:48
伊藤さま

ぶく応援団長のご紹介で、こちらへお邪魔させていただきました。

鶴岡出身なので、伊藤さまの写真に癒されています。

今後ともよろしくお願い致します。

最上川船下りの船頭さんに最上川舟歌を歌ってもらって、冬の船下りをしたのを思い出しました。
ありがとうございます。

また、おじゃまさせてください。
返信する
Unknown (空☆花)
2009-01-23 14:11:20
伊藤さん、雪国らしい景色ですね。

他のみなさんも仰るとおり、水墨画のようですね。
とくに、1枚目の写真。。。モノクロの中に
小さく写る赤い鳥居と祠?
いい味ですね^^
返信する
Unknown (NoB)
2009-01-23 07:40:39
おぉ!水墨画のようだ♪
やっぱ伊藤さんの写真はいいわぁ(グッ

雪国の厳格な冬を静かに切り取られてますね。
赤い鳥居とお社の存在が、ほっとさせてくれます。

川のすぐそばにあるお社って、素敵ですね。
返信する
Unknown (伊藤)
2009-01-22 08:59:39
房州やさん、こんにちは。(^^)

そうなんですよ。とても幻想的な風景でした。
ここも市内から車で20分ぐらいのところにあります。
風景が白と黒の世界に一変する驚きと感激、雪国に住んでいる者の特典ですね。
(^^)/
返信する
白い (房州や)
2009-01-21 22:09:30
美しいですね
白と黒の世界
見事な風景の中に
住んでいるのですね
返信する
Unknown (伊藤)
2009-01-19 23:13:37
I太太さん、こんばんは。(^^)

おいさそんだ絵の才能なの、ありましねっ!(^^;)
んでも、この日の最上峡は本当で日本でねぐって、中国の水墨画の世界だけよ~♪
寒んぶなも忘っで、しばし見とれてましたの~。
おかげで風邪ひぎそうでした・・・。(-_-;A
返信する
Unknown (I太太)
2009-01-19 22:55:34
あたしも皆さんど同じぐ、水墨画だど思いましたけ
こうゆう写真撮てみっでもんです
返信する
Unknown (伊藤)
2009-01-19 09:12:35
美少女56さん、おはようございます。(^^)

この地域は豪雪地帯になると思いますが、写真は降り始めのころの写真ですので、これからどんどん降ると思います。それはそれでまた素晴らしい景観が楽しめますね。

この赤い鳥居は、すぐ背後に「白糸の滝」と言われる滝が落ちていまして、多分、その滝を御神体にした神社があるんだと思います。
参詣はあるのか?・・・(^^;)う~ん、多分難しいでしょうから、舟で通るときに拝むのかな~。
(^^)/

返信する
Unknown (伊藤)
2009-01-19 09:06:50
OGULA AZUKIさん、おはようございます。(^^)

本当に水墨画の世界ですよね。
私も国道47号線を通ると白糸の滝ドライブインに寄ってしまいます。(^^;)
この日は、朝早く新庄方面に用事があったのですが、あまりにも見事で思わず写真を撮ってしまいました。

舟下りは私も20年ぐらい前に経験がありますが、特に船酔いはしませんでしたよ。それよりも、紅葉の時期だったのですが、素晴らしい景観に感動しまくりでした~♪
(^^)/是非、経験してみて下さい。
返信する
Unknown (美少女56)
2009-01-18 11:53:22
素敵なお写真ですね
私も 『水墨画のようだわ』との印象でした^^
こちらの山並みは 積雪のほうが勝ってしまって
こういう穏やかで壮大な感じではありません

赤い鳥居に なんとも不思議な印象です
なにかのお守りか・・・ 参詣はあるのか?・・・
俗なことを 思う自分でありました^^
返信する
Unknown (OGULA AZUKI)
2009-01-18 00:35:26
本当に水墨画のようで落ち着きますね。
白糸の滝はドライブインに立ち寄った時は必ず撮りますが、
いつもイマイチで・・・

一度は船下りしたいですが、船酔いしないのかななんて余計な心配したりして、なかなか実現しません。
返信する

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