風の記憶

the answer is blowin' in the wind

ミスミソウ

2021-03-24 | 







   


ミスミソウが咲き出しました。


この花も前回のオウレン同様、花が終わった夏場以降も年間を通して葉をつけているので、
いわゆる
「スプリング・エフェメラル」(春の妖精・早春植物)には区分はされませんが、
早春の冷たい風に花
を揺らせる妖精のひとつだと思っています。


ミスミソウはキンポウゲ科ミスミソウ属、世界に約9種の原種が在り、日本にはそのうちの
4種が自生しているそうです。


○ミスミソウ(三角草)~
主に本州の中部地方から九州にかけて自生している

○オオミスミソウ(大三角草)~ 花径がミスミソウよりも大きく、本州の山形県以南の日本
 海側に自生している

○スハマソウ(洲浜草)~ 葉の角が丸くなっているのが「洲浜」(弧状になった砂浜)に似
 ているのが特徴で、本州から四国にかけて自生

○ケスハマソウ(毛洲浜草)~ 花茎や葉に毛がたくさん生えるのが特徴で、本州の近畿地方
 から四国に自生している


ミスミソウは別名「雪割草」とも呼ばれますが、これは上の4種類を総称して園芸的に呼ぶ
ときに使われるそうです。

ちなみに「ユキワリソウ」とカタカナで書くと、サクラソウ科サクラソウ属の全く違う種の
高山植物を指すのだそうで注意が必要とのこと。

更に、「イチリンソウ」「ニリンソウ」「ショウジョウバカマ」「ハシリドコロ」等を「雪
割草」と呼ぶ地方もありますのでややこしいです。(^^;) 
雪を割って咲くとみ~んな雪割草ですから・・・。

「ミスミソウ」と呼んでいれば間違いないようですね。

庄内地方では、旧平田町(現酒田市)の町花としてマンホールの蓋などにもデザインされ町
のシンボルとして愛されていました。

以前、友人から聞いた話では、経ヶ蔵山にたくさん咲いていましたが盗掘が後を絶たずに、
壊滅状態だったそうですが、今はどうでしょうか?心配です。


早春の風に揺れるミスミソウは、本当にかわいいものです。
花言葉は万国共通で『confidence(信頼、自信)』『あなたを信じます』です。



 




























撮影DATA
Nikon D750
Nikkor AF Ai 18-35mm F/3.5-4.5 D ED
TAMRON SP 180mm F/3.5 Di MACRO
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO VC




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6 コメント

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こんにちわ (モウズイカ)
2021-03-24 16:42:46
庄内は雪割草の仲間が生える山が有っていいですね。
秋田ではほとんど絶滅状態なので、みんな鶴岡の高館山に見に行ってますよ。
ところで経ヶ蔵山ですが、三年ほど続けて行ってます。↓頁は昨年の記録です。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/3b7fff39b7e105e08ec02c789feffeef
地元で通い続けている方の話では
一時期かなり減ったそうですが、最近は徐々に回復気味だそうです。
たぶん山野草は山から盗むもんだと考えている年代の方々がそろそろ絶滅に差し掛かっているせいではないかと思います。
返信する
Unknown (伊藤)
2021-03-24 18:28:56
モウズイカさん、こんにちは。(^^)

貴重な情報ありがとうございました。
そうでした。以前、モウズイカさんのブログで経ヶ蔵山の様子を拝見しておりました。
咲いてる咲いてる。昔、友人に聞いたような群生では無いにしろ、回復しているんですね。
良かったです。
私の親父世代は、山は自然の恵ものだ~って何でもかんでも持ってきちゃいますものね。(^^;)
最近の若い方は特に礼儀正しいし、社会的に問題意識が高い教育を受けているので
山野草の盗掘は悪だとちゃんと認識されていますものね。
花は野にあって美しい、という美意識が認識されるのは嬉しいことです。

モウズイカさんのブログはいつも楽しみに拝見させていただいております。
お体に気をつけられて、これからもまたいろんな地域の風景をお願いします。
ありがとうございました。(^^)/
返信する
キンポウゲ科ミスミソウ属 (ちごゆり嘉子)
2021-03-25 01:53:47
ミスミソウ こちらでは大川原高原で咲きますので、
私も、先日見てもらいましたが

https://blog.goo.ne.jp/tomo2013tomo2013/e/7a90d2ae7e088b94d726cc7b3765cc85

こんなにきれいに撮れないから、恥ずかしいです。
写真うまいですね。見せて貰えて有難うございました。
返信する
Unknown (伊藤)
2021-03-25 09:58:29
ちごゆり嘉子さん、コメントいただきありがとうございます。

徳島のミスミソウ、良いですね、かわいいですね。
私は京都・奈良より南へ行ったことが無いので(遠い昔、高校の修学旅行ですが)、
ちごゆり嘉子さんのブログはいつも楽しみに拝見させていただいております。
健康に留意されて、またたくさんの山野草や木々の様子をお伝えください。
ありがとうございました。(^^)/
返信する
Unknown (高山)
2021-03-25 19:28:12
うっとりと見ています。庭に咲いてるのですか?
2年前高館山のミスミソウ(オオミスミソウかな?)を見に行きましたが、以前の(15年前くらいですが)面影はなく、がっかりして帰ってきました。

ところで恥ずかしながらの質問です。
180㎜のマクロと90㎜のマクロでは、どの様な状況で又は、表現方法で使い分けるのでしょうか?
「寄り好き」さんは90㎜ですか?

もうひとつ、私は毎日日曜日なので、いつかお会いしたいものです。それと、高谷さんの個展が6月喫茶フレンドで開かれると聞いています。3人でお会いできれば嬉しいな!
返信する
Unknown (伊藤)
2021-03-25 22:35:17
高山さん、コメントありがとうございました。
高舘山もそんなことになっているんですか! なんてこった。(>_<)
ちょっと見に行ってきますね。

180mmと90mmの使い分けですが、私は被写体の背景をよりぼかしたいときや、圧縮効果を得たいときに
180mmを使っています。
今回の写真ですと、1枚目のタイトル写真は90mmで撮りました。一番最後とその前のタテ写真は180mm
です。あまり上手に効果を出せていませんね。(^^;)
特に、タムロンの180mmマクロはハマると後ボケがとろけるような美しさがありマニアの間では定評があります。
あまり上手に効果を出せていませんけどね・・・(^^;)(^^;)(^^;)
手ぶれ防止がついていないし、AFも初期のものだからめちゃくちゃ遅いので苦労しますけどね。

では、またお会いできることを楽しみにしております。(^^)/
返信する

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