風の記憶

the answer is blowin' in the wind

地吹雪遭遇

2012-02-17 | 




庄内名物?の「地吹雪」です。

とは言っても、冬の間中こんな天気ではなく、軽めの地吹雪はしょっちゅうですがひどい地吹雪は1シーズンで2~3回ぐらいですのでご心配なく。(^^;)でも、今年は例年よりも多いように感じますね。


地吹雪とは、読んで字のごとくですが、降る雪よりもいったん地上に降り積もった雪が暴風によって舞い上がり降ってきた雪と一緒に吹き付ける吹雪のことです。
これはもう表現のしようが無いほどひどい吹雪で、特に視界はほぼゼロで全くのホワイトアウト状態です。

車で通行中にこの地吹雪に遭遇すると本当に恐怖です。だって、視界ゼロの中を車を走らせるのですから・・・。
恐怖で車をストップさせたくなりますが、そうすると吹雪の雪だまりがあっという間に出来て走行不能になってしまうし、後ろの車に追突されるおそれもあります。
かといって盲目のまま運転していると、道路を外れて路肩に落ちてしまうかもしれないし、前の車に追突してしまうかもしれません・・・。(実際、地吹雪の後には何台か路肩に車が落ちていることがありますね。)

とにかく、吹雪のひどい日はなるべく外出しないことですが、仕事などでしょうがなく運転しなければならないときは、できるだけ街中や防雪柵が完備された大きな幹線道路を通ることです。
それでも遭遇したら・・・、神様に祈るしかありませんね。(^^;)

実は、この日もうっかり細い町道を走行してしまい、遭遇してしまいました。
心の中で「神様仏様~、勘弁してくださ~い。もう悪いことはしませ~ん!」とお願いしつつ、「こ、これはシャッターチャンスかもしれない。」な~んて思って、撮影してしまいました・・・。(^^;)カメラマンの性でしょうか。

とにかく、無事で何よりでした・・・。(汗

 

 


これでもまだましな方です・・・。
だって、防雪柵が見えるので辛うじてノロノロと運転できますもの。
道路幅は左の紅白の棒のところまで。その左は路肩で田んぼです。




撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6 VR
Nikkor DX 35mm F1.8G

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (伊藤)
2012-02-29 09:57:27
crozさん、はじめまして。(^^)

箱ぞり、懐かしいなぁ。私の実家にも昔ありましたね。
下駄スキーとか、笹竹スキーなんて言うのもありましたね。
子供の頃は、雪害のことなんてちっとも記憶になくて、むしろ、雪と遊べる楽しみしか記憶にないですね。

大人になればなるほど、地吹雪とか大雪とか困ったものだと思うようになりましたが、心の奥底には雪に対する特別な思いがありますよね。それは、やはり子供の頃に雪と遊んだ記憶があるからだと思いますね。
雪国の人は結局雪が好きなんだと思います。それが証拠に、雪が無い地域に住むととても楽で良いのですが、無性に雪の中に身を置きたくなることがあります。昔、都会に住んでいた頃、そんな思いに駆られて、いてもたってもいられずに、電車に飛び乗ったことがあります。
crozさんはいかがですか?
(^^)/
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Unknown (croz)
2012-02-28 11:40:19
酒田に住んでました。
幼い頃、箱ぞりに乗せられて地吹雪のなか親の実家に行っことをありありと思い出させてもらいました。
箱ぞりなど、今では博物館に納まっているのかもしれません。
故郷を離れた者にとって郷愁を呼び起こしてくれる写真。
楽しみに拝見しています。
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Unknown (伊藤)
2012-02-20 23:19:52
明楽さん、こんばんは。(^^)

>時には背中が先でした。
そうそう、正面から来る暴風雪にはたまらず背中を向けて後ろ向きに歩いて行きましたね。懐かしいなぁ。(^o^)

>先日のテレビ番組
その番組、私も見ましたね~♪
そうなんですよね。別に耐えている感覚は無く、吹雪を当たり前のものとして、冬のものとして受け入れているんですよね。
だから、むしろ暖冬なんかで吹雪がないと、ありがたいんだけど何か物足りないというか、逆に不安になったりしますね。

ものすごい吹雪の中を、身を屈めて、じっくりと目的地に向かって少しずつ歩を進める。なんだこの天気は!と、怒ったってしょうが無いし、自分のできることをコツコツとやるだけ、諦めなければ必ず目的地へ着く、と言うことを身にしみて教わっていたような気がします。

環境は人間を形成するんですね。
母校の大先輩で詩人の吉野弘さんがおっしゃった言葉、
“あの冬をもらって、春をもらうというのは、単なる季節の変化ではなくて、人間の精神が形成される順序なのだと思います。”
を、かみしめています。
(^^)/
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“心の原風景” (明楽)
2012-02-19 11:25:13
地吹雪は、庄内を離れて感じる心の原風景です。

私も覚えがあります。地吹雪のなか西へ向かう通学路、時には背中が先でした。
体の重心を低くして、足元を見つめて、全身で風を受け止めないと本当に飛ばされてしまう…。

先日のテレビ番組で、庄内に生きる人の言葉。
「吹雪に耐えるという言葉は使わない。」
「耐えるのではなくて、吹雪の中で働いて、吹雪と共に生きて行く。」‐

あの時、面で地吹雪を受けた事…。
そして地吹雪の帰り道、時には風が強く背中を押してくれた事…。

冷たい面の痛さと、背中で感じた風の記憶が、伊藤さんの写真で甦りました。
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Unknown (伊藤)
2012-02-18 11:06:49
kiyojiさん、こんにちは。(^^)

コメントありがとうございます。
kiyojiさんも子供の頃はこんな地吹雪の中を学校に通われたことでしょうね。
私もそうでしたから。(^^)
自分の足下すらかすかに見えるような地吹雪の中を、同級生たちと身をこごめて小学校に通った思い出は忘れられません。
(^^)/
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Unknown (kiyoji)
2012-02-18 05:14:28
素晴らしい、良い仕上がりですね。
返信する

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