コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

 演題は 「家族が蘇るとき・・・ 子どもの行動は救助信号です」 不登校 引きこもり 等の改善のために

2019-04-04 | life
ようこそ、ようこそ。通称yoーサンこと 仏教者にして Counseling Supervisor の米沢豊穂です

旅の話題もさることながら、今は新年度の仕事の構想にワクワクしています。
例年、「春はあけぼの」ならぬ、「春はあすなろ」さんです。お呼び頂いてもう30年にもなります。 本会は不登校や引きこもりなどのお子さんや、生徒さんの改善、立ち直りのための会です。
昨日、会員さん向けの案内状を送って下さいました。講師としては、皆様のご期待に添えるようにと思いますので、とても有難いことです。
そして、名刺が1枚添えられていました。いつもご馳走になるのですが、今度は、寿司割烹「近江屋伝兵衛」さん。勿論、金沢と言えば、近江町市場。その中にあります。美味しい物を戴けるのは、やっぱり仕合せですネ。



ところで、今度の演題は先般、事務局さんと打ち合わせをさせて頂き、
「家族が蘇るとき」 サブタイトルに「子どもの行動は救助信号です」とさせて頂くことになりました。
私の専門のカウンセリングの中の一分野で、問題の改善のために個人のみに関わるのではなくて、その人が所属する家族、つまりシステムを見直すということです。一般的に「家族療法」或いは「家族カウンセリング」、または「システムズアプローチ」などと呼んでいます。
下掲のものは拙著「子育て自分学」PART1、PART2です。これは先年、福井カルチャーセンターなどで開講していた時のテキストに使用していました。(もう残部はありません)
そのプログラムの中でも、家族機能についてのセッションに2時間をとっています。










例えばお子さんが不登校などになるとします。すると、親や教師はよってたかって「なぜ」、「どうして」と子どもを責め、原因探し(悪者探し)をします。子どもだって、原因が分からないことだってあります。
実は、その子どものみに原因があるのではなくて、彼(彼女)が所属する家族(家庭)、或いは学校(クラス)に、組織・システムとして問題があることもあります。
お家をお訪ねし、家族の皆様にお会いしたり、学校へ行き担任の先生とお話ししますと、見えて来るものが沢山あります。子どもの行動は、まさに家族に対する救助信号なのです。周囲が変化すれば、子どもも変化せざるを得なくなります。

何もこの理論は「子ども」だけが対象ではありません。夫婦、嫁姑など、家族の成員も同様のことが言えます。
以前にも記しましたが、もう私は終活の日々。講演に出るのは控えめに、しかし、ひとつ一つに全身全霊を込めて務めさせて頂いております。私の周囲の人たちは、私のカウンセリングは「アート」だと言います。そうかも知れません。理屈で人は変われないものです。

今宵はyo-サンの専門領域の話題でした。御免あそばせ。


この記事についてブログを書く
« 束の間の旅人 それはホンネ... | トップ | 束の間の旅人Ⅱ 長崎は今日も... »
最新の画像もっと見る

life」カテゴリの最新記事