「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活

 登校拒否となり、生涯ひきこもりであろうと決めつけられて四半世紀。社会人として生きる記録。#発達障害 #自閉症 #ニート

精神・発達障害者たちの話も、非正規の人たちの話も、ごく普通だな

2022-02-13 10:40:56 | 当事者研究
「ベーリーオーディナリピープル」という題目のDVDが何枚か、浦川べてるの家関連で出ています。
べてるの家の日常をプロのカメラマンがそのまま撮影しナレーションを付けた作品。
作者たちが言いたいのは、ごく普通の人たち。ですよ。ということ。
英語表記すると”The Very Ordinally People”。「大変普通な人々」。
日常生活が延々と流され、映像に付されたナレーションの中で、精神科病棟入院歴や精神科にかかる前元気だった時の仕事のこと、今の仕事や活動のこと、なども触れられている作品です。

普段、SNSなどで精神発達障害者たちと意見交換していると、思わぬ展開になることが多いように見えます。良い展開もあれば、醜い展開になることもあります。
こういう醜いことが起きると「ベーリーストレンジピープル」だと思ってしまいますが、冷静に考えてみれば、「健常者」の人々でも、何か普通の言葉回しで突飛な反応が返ってくることもあります。

精神・発達障害を自覚する人たちの言動が、時におかしな・ストレンジな(Strange:奇異な)感じになったところで、冷静に考えれば、それは「健常者」にもありうること。
病的な行動もあるので、おかしく見えるかもしれないけれど、人間、人生重ねると、経年劣化していろいろ不具合が出てくるから、いろいろあるのが「普通」かな。とも。

障害者雇用されている現場で、なぜか非正規かつ新人の立場の若者から指導受けるよう指示され、彼らが「ここにはまともな人がいないからな」と言っていたことに触発され、この文章を書きました。
会社現場トップの話によると、私のことは皆さん障害者雇用であると知っているのです。

指導する方は派遣の人と、本業が別にある人。
本来、指導的立場にない人が障害者雇用というデリケートな立場である私への指導を命じられ、投げやりになって指導されたことに端を発します。

べつに「まともでない」と思う必要はないと思うけどな。
非正規と言う立場や障害者と言う立場が。

自分も、彼らを「指導」する立場にないから、仕事と関係ない話は耳を貸さない。
今の自分は特殊なことをさせられている立場。仕事のことだけ淡々とやればいいと思う。

教え方もずいぶん適当だった。
適当でいいんだよな。指導的立場の人が出てこない「指導」だから。要するに。

本来指導的立場の人が現場指揮しないと、下々は適当な仕事をするようになる。
本来は指導的立場の人がついて行うべきことを非正規にやらせるから、適当なことが起きる。オーデナルな事象だな。
とはいえそれも、そもそも非正規ばかり積極採用する会社の姿勢にあるのだから、割り切ろうと思う。
会社としても販売済み高額商品の発送いう作業は、正社員に指導させる必要もないと考える適当な作業なんだな。と。
電気屋の裏側の姿を見た一日だった。
正規雇用から外れた人たちによるストレンジに聞こえた話も、考えてみれば、オーディナルな話だな。
事故にならなくてよかった。いろいろな意味で。誰に対しても。
これからも事故だけはしっかり注意しようと思う。