左右宝珠透図鐔 (鍔の歴史)
左右宝珠透図鐔 古甲冑師
室町時代の作と鑑られる地鉄の強みの感じられる鐔。切羽台厚さが3ミリで、耳が8ミリ。鉄色黒く光沢があり、鍛えの強さが良くわかる。図柄の意味が不明で、これも面白い。左右の宝珠形の透かしは小柄笄の櫃穴ではない。上下に施された触覚のような透かしと茎櫃の四方に配した小丸と共に鐔の意匠である。この小丸も何を意匠したものか不明。切羽を装着すれば半分ほどが見えなくなるはずであり、それら、切羽から覗かせる小透かしの様子を想像されたい。97ミリ。
左右宝珠透図鐔 古甲冑師
室町時代の作と鑑られる地鉄の強みの感じられる鐔。切羽台厚さが3ミリで、耳が8ミリ。鉄色黒く光沢があり、鍛えの強さが良くわかる。図柄の意味が不明で、これも面白い。左右の宝珠形の透かしは小柄笄の櫃穴ではない。上下に施された触覚のような透かしと茎櫃の四方に配した小丸と共に鐔の意匠である。この小丸も何を意匠したものか不明。切羽を装着すれば半分ほどが見えなくなるはずであり、それら、切羽から覗かせる小透かしの様子を想像されたい。97ミリ。