塩竈市立第二小学校。当時は児童数では県下二位の数でした。
昼休みは、もう「芋を洗う」賑わい。
こんな風景の中に、彼と酔漢がおりました。
かつて、「小学校の頃」を「くだまき」にしておりましたが、彼もその中に確かに存在しております。
酔漢が走り回っていた、その横を、彼がすれ違っていた。これは、おそらく日々日常の中であったことと思います。
大学時代、彼は芝居の演出として、酔漢は役者として、その接点がつ . . . 本文を読む
最終です。
この手記に関する「くだまき」をもう一度だけ語らせていただくこと、平にご容赦くださいませ。
二週間たつと「天災」だけを受けた人たちにも「人災」の要素が見え隠れしてくる。いわゆる震災関連死だ。一ヶ月でその疑いがある人が少なくとも二百八十二人を越えていると、読売新聞が報じている。その内の二百十四人は宮城県で起こっている。せっかく大震災でも生き延びた人が過酷な避難所暮らしで . . . 本文を読む
彼の思いを受け止めながら、そして、一日に数十回も更新させていることに罪を感じながら「くだまき」を続けております。
さて二週間目から三週間目の話だ。
少しずつだが仙台の町は動きだしてきた。
ガスは止まったままで、相変わらず風呂には入れないが、JR線も一部開通し、臨時バスも増え、多くの会社も動き出した(ほとんどは後片づけだが)。
ようやくコンビニが店を開けた。正確に言えば、もう少し前か . . . 本文を読む
津波にのまれた訳ではなくて、地震の揺れによるいわゆるショック死だ。震災関連死という事になるのだが、死因自体は心不全とかになってしまうので、認定されるのはなかなかむずしいようだ。僕もお世話になった人なので、レンタカーも確認したが、震災によって戻ってこれない車両や燃料不足で営業できない状況だという。相変わらず遠くとはつながるが、小さな町同士は結ばれていない。
亡くなったのは、母方のおばなのだが、す . . . 本文を読む
がんばろう、日本。
そんなスローガンは、人気のない政府が「戦後最大の国難」を乗り切れば支持率回復が見込めるからと、日本全部を同列に巻き込もうとしているプロパガンダに思える。
日本はひとつになんかならないし、なれない。
当たり前だ。そもそもみんな別々の価値で生きている。
それでもやれる事が何かを考えるべきなのだろう。
違う価値でもやれる何か。
違う思いでもやれる何か。
それ . . . 本文を読む
コメントを控えます。
このまま続けることにいたします。
久しぶりにゆっくりと目にした大きな画面の向こうでは、大震災そのものよりも福島原発の話題がすでに中心になっている。狼狽しているのか、怒っているのか、キャスターたちの喧騒はまったく変わらない。むしろワンセグの小さい画面で見ていた時よりも、その異様なパニックは更に増幅されて感じた。どう好意的に見ても、冷静には見えない人が多いし、 . . . 本文を読む
時間が限られているため、このように一日で何回も更新しております。
申し訳ございません。
今回に限りましてお許しくださいますよう。ご容赦願います。
人の小ささを知る事。
自分の小ささを知る事。
僕もそこまではなかなか悟れないけれど、時々はそれを噛みしめるといいように思う。
常に前向きに可能性を求めてというポジティブ思考とやらもいいが、この震災は時には臆病な自分 . . . 本文を読む
彼と接点はないのですが、大学同期に広野町役場に勤めている友人がおります。(接点といえば、彼も彼女も酔漢の結婚式には出席していただいております)
原発のニュースを見るたびに彼女を思い出します。「怒り、呆れ、苛立ち、そして・・」2011-03-18 05:40:17 で語りました。
相馬市といえばあの平将門の末裔といわれる相馬氏の所領地であり、伊達氏とは対立関係にあった . . . 本文を読む
「石油コンビナート」編チエーンメールは、職場でも話題になりました。年下君宛にもありました。
最初に職場の部下から携帯を見せられて最初に発した酔漢の発言は「デタラメに決まっている!」というもの。
「酔漢マネジャー。本当にデタラメなんですか?」
「デマに決まってるだろ?」
こうでした。ですが、実際大勢に送られていたその「デマメール」はどうやって送りつけているのだろう。
元の現況を操った人間を . . . 本文を読む
地震の内容から少しばかり、視点がグローバルなものへと変わってきております。
少しは彼がいつもの彼に戻っているようなそんな気がしてきました。
ですが、彼の怒りは、まだ収まりそうにもありません。
テレビは本当に脆弱なメディアだ。映像の圧倒的な力はあるだろうが、必要な時に必要なところには届かない。こうして見られたところで、それは現地で欲しい情報ではない。その . . . 本文を読む