酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

森の番人と言えば・・

2008-07-28 07:24:45 | バーボンの話
「ハリーポッターと死の秘宝」
「ハリーとの付き合いもこれで終わりだなぁ」と想いをめぐらして、本を開いたとたん「ショーック!」本の内容ではございませんで、眼鏡を外して読もうとしている自分自身に気づいたわけです。
「老眼がすすんだ」と、思い知らされました!「近視・乱視・老眼」今度眼鏡を作るときは確実に遠近両用になっているんだろうなぁ・・・・。
まだ、完全に読み終えたわけではございません。まだ上の最初の頃ですが、やはりイギリスでございます。ハリーはロンのお家「かくれ穴」に向いましたが、そこで出てきますお酒「ファイアーウィウキー」を飲みます。
強いお酒と想像できますが、果たして、これがどんなお酒なのか検討が付きませんいやはや、興味があるのですが・・・。
そして、今日の話題は「森の番人」です。
ホグワーツの森の番人と言えば「ハグリッド」です。「賢者の石」でのご登場は、衝撃的でありました。原作を原文で読みますとしっかり「FORESTER」と書いております。
「森の番人」=「FORESTER」と名づけられたバーボンの銘酒と言えば
「オールド・フォレスター」です。
バーボンの話の最初に「アーリー・タイムズ」を語りましたが、「オールド・フォレスター」は同じ会社で作られております。「ブラウン・フォーマン社」です。
「アーリー・タイムズ」とは兄弟のようなバーボンなのですが、香りの濃さ、口当たりの重さ(けっして悪くはないのです)は「アーリー」よりは重厚です。
香が複雑?なんですよ!とうもろこしの比率は当然違うのですが(麦もそうなんだろうけれど)「熟成過程の癖なんじゃないか」と勝手に考えております。
4年熟成。バーボンとしては、普通の熟成期間ですが、フルーティーさという表現がピッタリです。

「There is nothing better in tha market」
1874年。「ジョージ・ガービン・ブラウン」さん。一つ悩みがありました。
「俺の作ったバーボンは、味と品質には絶対の自信があっちゃ。んだども、なしてあんなまがいもん、売ってる奴がいるんだべ」
当時バーボンは樽詰めされ、そのまま樽で販売。ですが、粗悪品が大量に出回ります。
「なんとか、『俺の作ったバーボン』って分からせる方法はねぇべか」と。
そこで考えましたのが「んだ!瓶さぁ入れっぺ!」
業界初、瓶入りバーボンを販売したのでした。
以前「『I・Wハーパー』が瓶に入れて大成功」とお話しましたが、これより少し前になります。瓶入りバーボンの元祖は「オールド・フォレスター」なのでした。しかも、手書きのラベル(当時)のキャッチコピーがこれまた面白い。
「このウィスキーさ、おらほだけで作った酒だっちゃ。この酒の出来具合さぁは、おらほが保証すっちゃ。この味ば出すのになんぼ苦労したことだべ。独創的な純粋な風味を味わってけさいん。これ以上のものは、市場になかんべ(この部分に赤でアンダーライン)」
これが、大当たり。「オールド・フォレスター」の名が一気に広まりました。
当たり・はずれが多かったバーボンの品質ですが、政府がいよいよ本腰を入れます
「ボンド法」が制定されます。バーボンの規格と品質を一定にするための法律でした。この法に則って作られましたのが「オールド・フォレスター・ボンデッド(50度)」です。これは、「オールド・フォレスター」の中の「オールド・フォレスター」と言った感じのお酒。独特の風味がこの上なく美味しい。
ボンデッドと付く「バーボン」が少なくなっている中で、これは、逸品です。
「単一蒸留所の原酒を使用。50度の状態で樽詰めetc・・」この法律は、廃止となりましたが、「オールド・フォレスター・ボンデッド」のように、遵守して、作られているバーボンも少なくありません。
濃厚な風味なのに、口当たりはまろやかで重厚。
少しばかり水割りっぽく飲んでもおいしいです。
ですから、ロックには最適。夏においしいバーボンです。
一度お試し下さい。

それにしましても・・「ファイアーウィスキー」どんな度数なんだ?


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3 コメント

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実は私も (クロンシュタット)
2008-07-30 05:57:47
>酔漢さんのお陰で、ついついバーボンの棚に足が向いてしまいます。

私は、いつの間にかラム酒を買い込んでしまいました。
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やまや・・・あれまぁ (酔漢です )
2008-07-30 00:28:38
ひー様へ
「やまや」の隣に「閖上屋」というやっぱり酒屋がありまして。「やまや」が安くいたしますと、「閖上屋」も安くいたしておりました。
親父は「やまやこれだけ安くしてんだから、こいづばぁ安くしてけらいん」と強引な値引きをしておりました。
今年初めまで「東急田園都市線」を使って通勤しておりましたが、「青葉台」の側に「やまや」の看板が見えました。
ふと「本店」?の姿を思い起こしたりいたしました。

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ハリーポッター (ひー)
2008-07-29 00:47:23
からウィスキーの話しになるとは、話しは飛びますが、一昨日久し振りにやまやに行きました。
酔漢さんのお陰で、ついついバーボンの棚に足が向いてしまいます。
見慣れなボトルが勢揃い…
あのフォア・ローゼズもありました。
しかし、かぁちゃんが買ってくれるのでいい酒は我慢、バーボンだとあっというまに無くなるので、しかたなく、ビールにしたのですが、後でこっそり、買いにいきますよ。
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