酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

この風景に出会えた感動

2014-06-19 06:31:02 | 東日本大震災
皆様。大変ご無沙汰いたしておりました。
これ程、長く「くだまき」を語らなかったことはありませんでした。
身体を無事ですし、何かあったわけでもないのですが、少しばかりブログを離れておりました。

さて、先週、帰省。
中学同期会へ参加したものですが、4日程お休みを頂戴いたしました。
父の墓前へ母と向かいます。
その目の前の田。
「田植え終わってっちゃ!」
この風景を見たのは、震災前の夏以来です。
「こげに早く・・・」
深呼吸をいたします。
あの草の香まで漂ってまいりました。

震災直後の同じ場所。
2011年5月2日の写真。

反対側から写した写真です。

「もう田圃は無理だべな」
こう思っておりました。

なつかしい風景に出逢えた感動。
塩竈市内は瓦礫こそなくなったものの、空地が広がっておりました。
「空地が増えるってことは復興じゃないよな」
こうした独り言も漏らしておりました。

この田圃の畦道を走り回っていた「やろっこ」の頃の自分を感じてしまいました。

七ヶ浜町花渕浜。
酔漢のルーツがここにあります。

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4 コメント

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こんばんは (見張り員)
2014-06-19 22:31:33
お元気そうでほっといたしました。
私も今日夜になって実家から帰って来たばかりです^^。

田園風景。
いいものだなあと思いますね。日本の原風景です。しかしあの震災直後の無残な姿は三年が経過しても言葉になりませんね。
失われた風景は二度と還らないですが新し街づくりに向けて復興を進めて行って欲しいと思うものです。
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思い (なん)
2014-06-22 11:38:19
やはり酔漢君と同じ思いでした。

同期会に参加するため、仙台までの道のりを新幹線の窓から眺めていました。

震災直後の6月、同じ窓から見えた光景は、先週の、すくすくと成長している稲の青さではなく、手の施されていない土の色のままでした。

今回は、一見何事もなかったかのように、穏やかに稲が生育している田園が広がっていました。

実際はこの光景を回復させるために、ようやくここまで来た段階なのかもしれません。

同期会では、久しぶりにO君に会い、ホッとしました。
震災後の9月に開いた会には参加しておらず、メッセージが書かれた冊子には、「現在、仮設住宅にくらしています。」とだけあったのです。

今回開口一番
「どうしている?」
「うん、家も立て直しして、仮設から出られたよ。今日は仕事明けで眠~い!」

と、家も仕事も元通りになったようで一安心しました。

あれから3年、新幹線の窓から復興の息吹を感じ、引き続き応援しなくては!と思いました。
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感動的! (おんせんたまご)
2014-07-01 23:22:05
こんばんは。
田植えの写真は何気ない日常の風景ですが、2枚め目の写真と同じ場所だと知って感動しました。
よくぞ蘇ってくれましたね。
人間ってすばらしいですよね。

被災されたみなさんの生活が元通りにはならなくても、落ち着いた暮らしができる事を政府は必死にやって欲しいです。
集団的自衛権など考えてるひまがあったら本気で復興に力を入れてもらいたいものです。
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酔漢さんへ (ひー)
2014-07-01 23:26:47
同期会は、しっかり続けているようですね。
こっちは、なかなか進みません。
来年ですかね?
七ヶ浜も復興住宅が進まず、皆仮設のままですね。
海は水質クリヤーしたようです。
海開きはあるでしょうが、海の家はできないでしょうね。
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