吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

エコキュートの課題

2006-10-07 12:04:47 | Weblog
だいぶ前にこれからエコキュートの積極的採用について書いた
実際に設計図にも折り込んだがたまたま都市ガスが急きょ整備され
それだったら ガスにしたほうが安心、安価という結論になり、ガス式
の給湯、床暖房に変更してしまうことになった。
やはり今のところはエコキュートの給湯床暖房を採用する条件としては
①安価な都市ガスが来ていない
②プロパンも安く手に入らない
③施主の電化に対する願望が強固
といったあたりが条件になりそうだ
技術的にいえばCO2冷媒でなくR410A冷媒を使用したタイプがお勧め
理由はもともとCO2を圧縮して蒸発、凝縮を繰り返すなんてムチャムチャ高圧にならざるをえなくて いってみれば液化炭酸ガスを製造する機械なんてのは家庭でやるようなことではないのではないかと思うのである それに比べてR410A冷媒というのは最近ではそこら辺のエアコンに使われている冷媒であって、そのため圧力も低くて 冷媒も漏れたりメンテしたりのときも大変簡単で済むのである。圧が低いので冷媒制御がいろいろ出来て床暖房との併用機が簡単に出来たのではないかと自分は思っているのだが
それともうひとつ欠点は床暖房パネルの自由度がなく何故かしら指定してしまっていてその理由が定かではないのだ 自分は漏れのリスクが少ないタイプを使いたいのに ダメと書いてある なにか官僚的うさんくささを感じる
いずれにしても再度エコキュート&床暖房の採用をしないといけない物件が発生したので神経を尖らして計画しているところ
コメント
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