6カ月契約のコンサルテーション契約が2カ月延長して終了しました。
正社員3名とパート1名のこじんまりした事業所です。創業から6年目で
かろうじて赤字を出さない程度の 低収益体質で 将来の展望が全く望めない
状況を改善するため コンサルの依頼がありました。
当初は営業力が弱いので営業マニュアルの改訂をアドバイスしてほしい
とのことで 1ヶ月間はそれを主にやりましたが この規模の会社にしては
びっくりするほど 整備されていました。形を繕うために若干の直しを入れ
ましたが これによって収支が改善できるとは到底思えませんでした。
そこで2ヶ月目に経営全般の診断と並行して全員との面談を提案しました。
そこから見えてきたことは 社長の頭脳の回転が速く、勉強家で知識が豊富、
計数にも強く、美的センスもあり、事業計画等も簡潔にして的確で、資金計画も
堅実で金融機関の信頼も厚い、監督官庁や大手顧客との対外的交渉力も素晴らしい。
本来ならば高収益企業となるべき要素を多々もっているということです。
ただ一つを除いて・・・・ それは労務管理です。他の要素がきわめて秀逸
なのに対してこれはまた驚くほど劣悪でした。
連日残業で12時1時は当たり前、隔週2日の休日も満足にとれない、
したがって連日睡眠不足で、作業事故続出、従って顧客からのクレームも
続出そしてこれが当然の結果として売り上げ低迷、低収益に連鎖してきた
わけです。
さてこれにどう対処するか 私はまず 安全衛生と危機管理の観点から
原則9時以降の残業と休日出勤を禁止しました。(健康管理と、過労死、
自動車通勤による事故の防止・・・もし発生すれば安全配慮義務違反で
億を超える賠償請求が予想される)合わせて 労働時間減を効率でカバー
するため営業2名に隔週、他の2人に月1回のキャリア開発カウンセ
リングを行うことを提案したのです。
実はカウンセリングをメインとした経営コンサルは今回が初めてで 心中は
心臓バクバクものだったのですが 自信たっぷりを装いました。結果はどう
だったかといいますと 半期決算は前年比で売上高180%、利益20倍という
驚愕なものとなりホッと胸をなでおろしました。
詳細については次稿といたします。
正社員3名とパート1名のこじんまりした事業所です。創業から6年目で
かろうじて赤字を出さない程度の 低収益体質で 将来の展望が全く望めない
状況を改善するため コンサルの依頼がありました。
当初は営業力が弱いので営業マニュアルの改訂をアドバイスしてほしい
とのことで 1ヶ月間はそれを主にやりましたが この規模の会社にしては
びっくりするほど 整備されていました。形を繕うために若干の直しを入れ
ましたが これによって収支が改善できるとは到底思えませんでした。
そこで2ヶ月目に経営全般の診断と並行して全員との面談を提案しました。
そこから見えてきたことは 社長の頭脳の回転が速く、勉強家で知識が豊富、
計数にも強く、美的センスもあり、事業計画等も簡潔にして的確で、資金計画も
堅実で金融機関の信頼も厚い、監督官庁や大手顧客との対外的交渉力も素晴らしい。
本来ならば高収益企業となるべき要素を多々もっているということです。
ただ一つを除いて・・・・ それは労務管理です。他の要素がきわめて秀逸
なのに対してこれはまた驚くほど劣悪でした。
連日残業で12時1時は当たり前、隔週2日の休日も満足にとれない、
したがって連日睡眠不足で、作業事故続出、従って顧客からのクレームも
続出そしてこれが当然の結果として売り上げ低迷、低収益に連鎖してきた
わけです。
さてこれにどう対処するか 私はまず 安全衛生と危機管理の観点から
原則9時以降の残業と休日出勤を禁止しました。(健康管理と、過労死、
自動車通勤による事故の防止・・・もし発生すれば安全配慮義務違反で
億を超える賠償請求が予想される)合わせて 労働時間減を効率でカバー
するため営業2名に隔週、他の2人に月1回のキャリア開発カウンセ
リングを行うことを提案したのです。
実はカウンセリングをメインとした経営コンサルは今回が初めてで 心中は
心臓バクバクものだったのですが 自信たっぷりを装いました。結果はどう
だったかといいますと 半期決算は前年比で売上高180%、利益20倍という
驚愕なものとなりホッと胸をなでおろしました。
詳細については次稿といたします。
こうした事例の成功要因が、ほかの企業にも伝わっていくといいですね。失敗の要因は見つけようとしますが、成功の要因もきちんと見つけ、再現性を高めていくことが大切だなあと感じます。
素晴らしいコンサルテーションに、クライアント企業の社長さんはもちろん、社員の方々が喜ばれたことと思います。
今回は典型的な成功例ですので次稿でそのプロセスを
公開します。引き続きお付き合いをお願い致します。