TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

大家さんと僕

2018年05月02日 | 読書日記
大家さんと僕 矢部太郎 著 新潮社
この本は、1階には87歳の女性の大家さん、2階にはお笑い芸人のカラテカの矢部太郎さんがひとつ屋根の下で暮らしていく間に、ほんわかする交流が生まれていくお話を4コマ漫画で描かれたベストセラー本です。図書館で借りて読みました。矢部さんと大家さんは本当の家族ではないのですが、家族という枠を超えた繋がりと絆を保っておられるようなご関係に思いました。お互いを思いやる優しさも至る所ににじみ出ていて、全編に渡ってほんわかするお話でした。ゆったりとした時間の流れの中で、お二人の会話に思わず微笑んだりおもしろく感じる箇所がたくさんありました。大家さんからすれば孫ほどの年齢の矢部さんと大家さんが、それぞれ生きて来られた時代の枠を超えて戸惑いながらも自然に親しくなられる様子に読後もしばらく温かい気分にさせてくれるような本でした。
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