今日はコロナ禍より前の郊外のうどん店の話し。脱サラ後、知り合いのうどん屋で修行した大将が居抜きで譲り受けたのは3年前。素人夫婦で始めて開店当時はそこそこ流行っていたらしい。それが徐々に客足が落ちいよいよ万事休す、競争相手もなく原因も分からず大将は困り果てていた。
知人や出入り業者にも相談して大将が決めた売上対策は、開店記念と称し大々的に半額告知で集客しようというもの。天候にも恵まれ予想以上の大反響、一週間の期間限定は当たり、大将夫婦のニンマリ笑顔が目に見えるようだ。 だが半額期間が過ぎた8日目からバッタリ客足が途絶え、儲けどころか固定費の支払いも滞るようになっていた。
ここまで書くと原因はお分かりの筈、そう半額価格以外の何か!?足を運んでいないので断言できないが恐らく不味い、衛生面、スピード、愛想、サービス面、立地や駐車場・・・・?それを半額告知で多くの客に知らしめただけだった。客の不満に気付かなかった大将、手を打つ前に中味を吟味して改良する必要があったようだ。わからねば客の生の声をしっかりと聞くことだ。