前に紹介した「ひがみ七訓」の教えは示唆深い面もあるが、なぜか自分を否定されているみたいでネガティブ思考に陥ってしまうのだ。そこでこの七訓をポジティブに捉えると逆説もまた理なり、否定形を肯定形に変えただけで意味が通じるものに。何箇所か扱ってみると成るほど!納得の文句になったような気がする。
①辛いことが多いのは感謝を知っている証。②苦しいことが多いのは自分に厳しい証。③悲しいことが多いのは暗い面ばかり気にしている証。④怒ることが多いのは自分の事ばかり考えている証。⑤心配することが多いのは今を懸命に生きている証。⑥行きづまりが多いのは自分が裸になっている証。⑦焦ることが多いのは目的もって行動している証。こんなのでどうだろうか。
悩んだ時、迷った時、落ち込んだ時などにネガとポジの両面からいいとこ取り、たまには図々しさと柔軟性を持って正々堂々と証を口にするのも有り。クヨクヨせず開き直ってこれからは厚かましく生きて行こうと思う。これなら「ひがみ七訓」ではなく「はげみ七訓」ということだ。彼岸中日に飛ぶ赤トンボに話し掛けることにした。