過去のクライアント先の経営者から部下の考え方や行動を評価して職場改善に生かしていると聞いたことがある。中にはYESも言えないヘソ曲がりもいるだろうが一般的な部下達の仕事ぶりに基準を設けて日常の動きを観察しているそうだ。部下の経験や知識や能力はいろいろだが、それを聞いて感心したものだ。
『①進んでするのが人の「上」。②真似してするのが人の「中」。③言われてするのが人の「下」。④言われてもせぬのが人の「屑(くず)」。』(ある経営者の部下基準)
簡単明瞭な基準だが、職場の様々な関係と状況下でどう受け取りどのように行動するかで部下の価値は決まるという。誰が指示したかはともかく、どう行動するかで決まるのが上・中・下・屑の領域!?部下全員が上か中のランクなら一々注意することもないらしい。経営者の気持ちがわかるような自己流マネジメントだった。