国立障害者職業能力開発校の授業が無事に終了。往復4時間、授業3時間の殆どまる一日拘束、交通費+僅かな講師料は構わないが、コミュニケーションの難しさに困惑し、頭の隅にはいつ何時もカリキュラムと指導方法が葛藤していた。
生徒達は半年以上の実技指導や職業訓練後に合同面接会に挑み、それぞれ就職するという流れのようだ。ただ、無事採用されても理解ない健常者による職場のいじめの実態もあるらしく、彼ら彼女らにとっては試練の実社会と言える、何とも情けないことだ。
自分人生の中で初めての貴重な経験、凄い勉強をさせてもらった。純粋無垢な若者達との出会いと関わりは、忘れかけていた優しさを取り戻させてくれた。駆け引きも要らない、裸な心を取り戻せるのだ。この歳になっても新たなことにチャレンジできるのは愉しいことで、さらに若者達に感化され若返ったような気になるのは不思議だ。まだまだ社会に役立てるという気持ちが後押しして、また来年も声が掛かれば願っている。